報国寺は、鎌倉市浄明寺の住宅街に佇む臨済宗建長寺派の寺院。
境内に美しい竹の庭がある事で、「竹の寺」と呼ばれ、親しまれている人気のお寺ですね。
北鎌倉で待ち合わせし、円覚寺、明月院、建長寺と回り、段葛沿いのピッツェリア「DaDa」でランチ休憩した後、歩いてやって来ました。
八幡宮から報国寺までは、徒歩20分くらいでしょうか。
バスも出ていますが、散歩が目的なので、いつも、バスは使わず、歩いて訪れます。
報国寺入口の標識が見えたら、右に折れて少し歩くと山門が見えて来ます。
いつ来ても、この凛として、洗練された山門の美しい佇まいには、感動を覚えます。
山門を潜ると、これまた、苔に覆われた美しい庭が広がり・・・。
歳をとると、こう言うのに痺れるんですよ。
竹林が有名な報国寺ですが、境内はどこも手入れが行き届いており、美しい緑や花々に包まれ、竹林以外でも十分心洗われる癒しの空間を味わう事が出来ます。
鐘楼の茅葺屋根と、ツツジのコントラスト。
入場料無料のエリアだけでも、結構楽しめます。
それでは、友人達に体験して欲しい竹の庭に入るとしましょう。
本殿の左手にある受付で竹の庭の拝観券(200円)と抹茶券(500円)を購入し、中に足を進めます。
密度の濃い竹林を歩きます。
幻想的で静寂な空間。
風に揺れる竹の葉の音や鳥のさえずりが聞こえます。
竹だけではなく、苔も美しい!
マイナスイオンを体一杯に浴びて、超気持ち良い~!
緑の中に突如として現れる洞穴は、足利一族の墓。
報国寺本来の静けさを楽しむ為には、本当は、人が少ない平日の午前中に訪れるのがベストです。
この日は、午後の早めの時間帯に訪れましたが、幸い、それ程の人出ではなかったので、ラッキーでした。
それ程、広くないお寺なので、観光客が大挙して訪れる場面に鉢合わせにでもなったら、静寂な雰囲気も何も、あったものではないですからね・・・。
そして、竹の庭の一番奥には、「休耕庵」と言う茶席があります。
最後は、ここで、お抹茶を戴きながら、竹林鑑賞と致しましょうか。
鎌倉彫のお盆に載せて運ばれる抹茶と小さなお菓子。
ここで、もう暫く、ぼーっとして居たいところでしたが、オヤジ達は次の目的地を目指し、ここを後にします。
いやー、報国寺はいつ来ても、本当に癒されますね。