京都旅行、2日目のランチで利用しました。
午前中に苔寺(西芳寺)を鑑賞し、祇園に戻って来ましたが、何処で何を食べるか、全くのノー・アイデア。
そこで、連れが昔よく利用していたと言う此方「権兵衛」と言うお店に行く事に・・・。
連れは、此方の「たぬきうどん」のファンで、伺うと、決まって、それを注文していたとの事。
うどんや蕎麦の「きつね」と「たぬき」は、関東と関西では別物と言う話は聞いた事があります。
連れの説明によれば、此方、「権衛門」さんの「たぬきうどん」は、熱々の餡掛けうどんに、油揚げと九条ネギ、そして摩り下ろされたたっぷりの生姜が加えられたものだそうです。
聞くと、なかなか美味しそうです。
場所は、四条通りを八坂神社方面に歩き、途中、左に曲がり、ちょっと歩いたところにあります。
左に曲がる箇所は、右に曲がると花見小路になる地点です。(分かりにくい説明ですみません)
店の前に着くと、数人の列が出来ていました。
15分程待ち、中に通されます。
店内は、鰻の寝床状で、間口が狭く、奥に長い造りになっています。
奥は小上がりの座敷席、入口付近はテーブル席となっていますが、我々が通されたテーブル席は、かなりの狭さで、太めの方には、ちとキツイかも!と言うくらいのスペースです。
お茶とMENUが運ばれます。
連れは、「たぬきうどん」と決めているようですが、自分は何を戴くか全く絞れていません。
MENUを見ると丼モノもあり、小腹もすいていたので、丼モノとうどんと両方いっちゃおうかな~!などとも思ったのですが、どれも結構なお値段で、ちょっと腰が引けてしまい、連れと同じ、「たぬきうどん」で妥協する事に・・・。
しかし、MENUを何度、見返しても、「たぬきうどん」の文字が見当たらないようで、連れも、こんな筈では!と言う表情。
店の奥様らしき方に、「昔あった たぬきうどんは無くなったのですか?」と尋ねると、優しい微笑と共に、「ございますよ!」と言う回答が帰って来、胸を撫で下ろします。
(それ程、大袈裟な話でもありませんが・・・)
MENUから外した理由は、関東と関西で「たぬきうどん」の概念が違い、関東のお客さんが、「こんなもの注文した覚えない!」的なトラブルもあり、誤解を与えないようにと、MENU上での記載を取り止めたのだそうです。
連れは、慣れ親しんだ懐かしい味との再会に満足げ。
ヲイラも初めて戴く関西のたぬきうどんの味に満足。
2人共、うどんと言えば、腰の強い讃岐うどんのファンですが、それはそれ、これはこれで、生姜の利いた此方のうどんも美味しく感じました。
うどんでお腹も落ち着き、午後の訪問予定先、南禅寺、詠鑑堂に向かいました。
権兵衛 (ごんべえ)
京都市東山区祇園町北側254
075-561-3350
12:00~20:30(L.O.)
定休日 木曜日