連れが提案したこの日のスケジュールは、建仁寺 ⇒ 大徳寺 ⇒ 今宮神社と書かれていました。
しかし、大徳寺を訪れた後、今宮神社方面に向かうも、連れは、今宮神社をスルーして、参道にある此方の暖簾を潜るではありませんか。
「あぶり餅 本家・根元 かざりや」
きょとんとしている自分を見て、この前、来た時は、「一和」に入ったから、今回は「かざりや」にする!と言って、当たり前のように店の奥へ足を進めていました。
今宮神社の裏手にある西門に続く参道には「一文字屋和助」と「あぶり餅 本家・根元 かざりや」の2軒のあぶり餅の老舗が向かい合って営業しているんです。
そして、この時、分かりました。
今宮神社が目的ではなく、あぶり餅が目当てで今宮神社に来た事が・・・。
連れの動機は不順ですが、この辺り、歴史を感じる風情があり、なかなか良い雰囲気です。
「あぶり餅」と言うものの存在を、この日、初めて知りましたが、古くから多くの人達に親しまれている伝統的な甘味なんですね。
「一和」は約1000年以上も前から、「かざりや」も400年近く前から営業しているそうです。
お店は、間口が広く、開放的で、座敷の広間の他、庭に面した縁側の席も設けられていました。
店先では、あぶり餅を作っている光景を見る事も出来ます。
あぶり餅は、親指大にちぎったお餅を細い竹串に刺し、それを炭火で炙り、きな粉をまぶし、京の白味噌をベースにした甘いタレが塗られたもの。
1人前500円で、10串ほど盛られ、お茶と共に供されます。(お茶は急須と共に出て来ます)
ルックスは、どこか愛嬌があって、とてもチャーミングです。
歴史を感じる風情ある佇まいの中で、お茶と共に戴くあぶり餅。
時間が止まっているようで、のんびり出来ます。
連れは、程良い甘さと言っていましたが、甘いものが苦手なヲイラには、甘過ぎて、3本食べるのがやっとでした。
あぶり餅を戴いて、のんびり休息を取った後は、目的の?今宮神社に参拝です。
かざりや
京都市北区紫野今宮町96
075-491-9402
10:00~17:30
定休日水曜日