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韓国2日目(その①)・・・ずぶ濡れ観光@昌徳宮(チャンドックン)

韓国2日目の朝を迎えましたが、当初の予報通り、この日も雨。
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奥さんのプランでは、当然の事ながら、丸一日動けるこの日に観光プランが集中しています。
午前中は、昌徳宮(チャンドックン)、景福宮(キョンボックン)辺りを見る。
昼食後、南大門市場(ナンデモン)をちら見し、仁寺洞通り(インサドン)で陶磁器や伝統工芸品、ギャラリー等を見て、伝統茶屋で休息。
夕方、明洞に戻って、ショッピング → 時間があれば漢江(ハンガン)あたりを散歩 → 夕食
てな感じだったかな。
まぁ、ヲイラは地理も観光スポットも全く分かってないので、ただ黙って付いて行くだけですが・・・。
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さて、本日の第一訪問先である昌徳宮(チャンドックン)に向かいます。
梨泰院(イテウォン)駅から地下鉄6号線に乗り、薬水(ヤクスイ)駅で、3号線に乗り換え、鐘路3街(チョンロサンガ)駅で下車。
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地上に出ると、傘をさすのもままならない暴風雨で、昌徳宮(チャンドックン)の場所を確認する地図を開くのも一苦労な状況です。
タクシーの運転手さんに道を聞き、歩く事約10分弱で、昌徳宮(チャンドックン)の正門が見えました。
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場所が確認出来たので、朝食を食べようと、周辺を見回しましたが、意外と飲食店がなく、あったのは、ネッスル・カフェくらい。
「折角、韓国に来て、何もネッスルのカフェで、サンドウィッチ食べたくないし・・・。」
と言う事で、来た道を鐘路3街(チョンロサンガ)駅方面に戻り、飲食店を探しますが、日曜日だからか、殆どの店が閉まっており、朝食にありつける店が見つけられません。
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風雨の中、路地を片っ端から歩いて、やっと1軒、営業している店を見つけました。
が、そこは、外国人観光客は勿論の事、韓国人旅行客も絶対に来ないであろう、本当に地元の住民しか来ないような何の変哲もない小さな飲食店。
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壁に貼られた5種類程のMENUは、全て5000ウォン(350円)、そして全てチゲ。
朝から、チゲは食べたくないなぁと思うものの、他に営業している店も見当たらないので、入店です。
隣で食事をしている先客の地元民に薦められ、訳も分からずオーダーして出て来たのがこれ。
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その強烈な匂いと味は、納豆。 納豆チゲ定食でした。
その匂いの臭さと言い、味の濃さと言い、量の多さと言い、半端なくて、途中で食べるのを放棄したい気持ちで一杯だったのですが、日韓の友好関係にヒビが入る事を懸念し、残さず食べきりました。(涙)
納豆チゲの他に、アルミの弁当箱のような器に入った御飯に、5種類の小皿(キムチ、キノコの和え物、じゃこ・・・・)、それに目玉焼きが付いていました。
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もし、この店を再訪する事があっても、2度と食べたくない感じでした。
でも、旅先で、こう言う市民の日常的生活を垣間見れる店に入るのって、結構好きなんです。
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さて、腹ごしらえ終え、再び、昌徳宮(チャンドックン)に向かい、5,000ウォンの入場券を買って、中に入ります。
こんな台風の中、観光客は我々だけじゃないか?とも思いましたが、結構居るもんですね。
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昌徳宮(チャンドックン)は、ソウルにある5大古宮の1つで、1405年、正宮である景福宮の離宮として建造され、その後、朝鮮王朝として最も長い約270年に亘って、李氏王朝の政務が行われた宮殿。

約135,000平方メートルの敷地には、五大古宮の中でも最も保存状態が良いと言われる13棟もの宮殿の建物がある他、後苑と呼ばれる自然溢れる庭は、韓国伝統庭園の真髄と言われているそうです。

王朝の生活様式・趣・思想などが伺える素晴らしい景観と、希少な資料の存在が評価され、昌徳宮(チャンドックン)は、1997年に、ユネスコ世界文化遺産に登録されています。

昌徳宮(チャンドックン)を見て回っている時間帯が、この日の中でも、最も風雨が激しく、傘は何度もオチョコになるわ、飛ばされるわ、骨が曲がるわで、頭の先から靴の中まで、ずぶ濡れでした。

概要はこんな感じです。
     ↓
■敦化門(トンファムン) 
・・・この昌徳宮入口にそびえ立つ大きな門は、1412年に、昌徳宮の正門として創建された敦化門(トンファムン)。
   この門はソウルに残っている木造の二層門としては最古のものだそうです。
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このように屋根の先っぽが曲がっているのは韓国の古式家屋特有の特徴との事。
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■錦川橋(クムチョンギョ)
・・・敦化門(トンファムン)を入り、右側に位置する錦川橋は1411年に造られたソウルに残る最古の石橋。
   動物の形をした石造が彫られています。
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■進善門
・・・錦川橋(クムチョンギョ)の目の前に立つ進善門。
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■粛章門
・・・進善門 → 粛章門と進み、仁政門を目指します。
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■仁政殿(インジョンジョン)
・・・仁政門をくぐると、昌徳宮の正殿である仁政殿が姿を現します。
   こちらでは、王の即位式、臣下の朝礼式、韓国使臣の接見など、国の重要行事が行われました。
   この建物は朝鮮末期の代表的な建築様式であり、国宝225号に指定されているそうです。 
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仁政殿の右手には、宣政殿(ジョンジョン)の青い瓦屋根がみえます。
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鮮やかな彩色が施された仁政殿の軒下の光景。
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丹青(タンチョン)と言う赤、青、黄、黒、白の5色の色で鮮やかに塗り飾られています。
この5色の彩色を施す理由は、装飾、招福の他に、柱の腐敗防止の意味があるそうです。
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宮殿の中にある王座。 写真撮影もOKです。
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宮殿に続く途中にある鳳凰が彫り込まれた石段。
ここは皇帝だけが通る道なので、今でも一般観光客は通ってはいけないそうです。
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仁政殿から宣政殿(ジョンジョン)に続く回廊
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■宣政殿(ジョンジョン)
・・・こちらは王が臣下と国政を議論する場所として使われた場所。
   現在韓国に残っている唯一の青い瓦の宮殿ですが、その辺が写真に撮れていません。
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■大造殿(デジョジョン)
・・・こちらは王と王妃の寝殿であり、王とその家族が生活していた中宮殿でもあります。
   この建物の特徴は屋根に棟瓦がないこと。
   韓国ではこの瓦を「龍棟」と呼び、国王は龍に例えられたので、国王の寝殿であるこの大造殿の瓦を省いたそうです。
   ※写真を誤って消去してしまいました。

■屋根の上の魔除けの屋根飾り
・・・宮殿の守護神として瓦屋根の端に並んでいる石像は、三蔵法師 、孫悟空らの西遊記の登場人物達。
   多くの盗賊を退治したように、建物を守って欲しいと言う願いが込められているそうです。
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大きな石像は、鬼面瓦(龍頭)と鬼龍子(雑像)。
石像の数が5つだったり7つだったりするのは、何か意味があるのでしょうかね?
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■石垣の上のアーティスティックな瓦
・・・麗春門辺りの石垣の上に飾られた黒い鳥が羽を広げて休んでいるような形状の瓦は、美しくも、どこかユーモラスでほっとします。
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■誠正閣(ソンジョンカク)
・・・誠正閣は王位を継承する太子が、学者たちと儒教の勉強をした場所。
   1910年からは宮中の医療機関である内医院として利用されたそうです。
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■楽善斎(ナクソンジェ)
・・・楽善斎(ナクソンジェ)は、1847年に、国王の側室の住居として建てられ、王の死後、王の妾(めかけ)や女官などが残りの人生を送っていた場所。
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その為か、極彩色が施された宮殿とは一線を介した落ち着いたモノトーンを基調とした建物です。
壁には、長寿の為の亀甲マークのデザインが施されています。
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日本の皇室から朝鮮王室に嫁いだ李方子が晩年を過ごした場所として有名だそうです。
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■六角堂
・・・ここは、書庫、図書館として使われていた?
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傘もさせないほどの風雨の中、約2時間、昌徳宮(チャンドックン)の中を歩き回りましたが、半分も観れていないと思います。
さほど興味もない状態で付いて来ただけでしたが、いざ回ってみると、その素晴らしさが、じわじわと伝わって来、全て観れずに帰らなければならない事が残念に感じました。
次に韓国に来る機会があれば、もう一度、ゆっくり回ってみたいです。
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昌徳宮(チャンドックン)を見物を終えた後は、仁寺洞通り(インサドン)で陶磁器や伝統工芸品、ギャラリー等を見て、伝統茶屋で休息を予定していたらしいのですが、この暴風雨の中では無理と諦め、安国(アングッ)駅から地下鉄に乗り込み、明洞へ向かいう事にしました。
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by kansukenator1 | 2011-06-30 23:28 | 散歩/旅行 | Comments(0)


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