HAMAの日本酒好きのハートを鷲掴み!酒とったり@横浜

昨年11月、横浜駅西口、高島屋の向かいのビルの2階(横浜西口郵便局の隣)に同時オープンした「酒とったり」と「AKATUKI NO KURA」。
この2店は共に日本酒をフューチャーした姉妹店で、こちらの「酒とったり」は座ってゆっくり飲む居酒屋スタイル「AKATUKI NO KURA」は立ち飲みスタイルの日本酒Barです。
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オーナー自らが、全国80以上の酒蔵に直接足を運び、季節毎にセレクトした銘柄が常時100種以上ラインナップしていると言う事ですから凄いです。
先ず「酒とったり」でゆっくり飲み食いした後、同じフロアにある「AKATUKI NO KURA」に流れて、〆ると言うパターンの人達が多いようです。
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居酒屋と一言で言っても色々なタイプの居酒屋がありますよね。

*料理のMENU数が凄まじく多く、価格はリーズナブルなんだけど、味もそれなりの大衆居酒屋。
*美味しいんだけどMENU数が少ない店、または料理は良いのだけど、お酒のラインナップがイマイチな店。
*お酒の品揃えも良く、料理も割烹に近いレベルなんだけど、お値段もそれなりにする高級居酒屋。
*特定の地域のお酒や郷土料理に特化した居酒屋。
*良い店なんだけど、いつも混んでいて、使いたい時に使えない店。
*良い店なんだけど立地が悪くて二の足を踏んでしまう店。
*酒良し、料理良し、CP良し、立地良しなんだけど、店員のサービスが悪い店
等々、それぞれ強み弱み、個性があります。
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これを踏まえて、「酒とったり」の店舗紹介をすると、こうなります。

★ロケーション・・・横浜駅から1分

★日本酒

・・・産地は全国47都道府県全てを網羅、銘柄豊富(常時100種以上)
・・・価格リーズナブル、利き酒師が居る
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★料理

・・・全国47都道府県産の日本酒とのマリアージュを考えたMENUを用意
・・・魚貝・野菜・肉共に種類豊富、海鮮の鮮度が良い、味は割烹に近いレベル
・・・鮨は本職の寿司職人が握っている
・・・和食ばかりでなく日本酒にも合う洋風MENUもある
・・・リーズナブル
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★箱

・・・カウンター席・テーブル席・個室を完備した大箱(125席)で、1人飲み~大人数での宴会までカバー。

★その他

・・・大箱の為、満席で断られるケースが少ない、スタッフのサービスが良い
・・・早い時間から営業している。
   ※週末は16:00~営業。
    それも待てない人は正午から営業している同じフロアの姉妹店(日本酒Bar)に移動すればOKです。
・・・定休日なし
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こうして整理してみると分かるように、コチラ「酒とったり」は今存在するどの居酒屋の分類にも当てはまらない新業態の居酒屋のように見えてきます。
まさに、色々な居酒屋の良いとこ取りのような居酒屋なんですよね。
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以下は、とある日に戴いた内容です。

<料理>

お通し(360円)×2

・・・お通しは「蟹と旬菜のお浸しとろ湯葉。
・・・湯葉のとろりとした舌触りと蟹の旨味、そして優しいお出汁が美味しい。
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刺身盛合わせ(660円)×2

・・・銚子港から直送されると言う刺身はとても鮮度が良く美味しいです。
・・・刺身盛合わせは1人前660円×人数分で盛られて来るので、皆が平等にケンカする事なく戴けます、笑。
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鮮魚のカマ焼き(580円)
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和牛と牛蒡のきんぴら(720円)
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新生姜の豚巻き串(290円)×2

・・・他の店でも戴いたことのあるMENUですが、これは外せません。
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まぐろ寿司(1280円)

・・・本職の寿司職人が握った鮨は居酒屋の鮨と言って侮る事なかれです。
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トロタク巻き(890円)
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<アルコール>

生ビール(550円)
國重:香川(980円)
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加賀鳶(790円)
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日本酒は、「日本酒めぐり」と書かれたMENUに各銘柄毎の特徴が書かれており、それを参考にしつつ、利き酒師の資格を持った店員さんとも相談しながら決めました。
多くのお客さんは、この後、同フロアにある姉妹店の日本酒バル 「AKATUKI NO KURA(姉妹店)」で2次会と言う流れになるようです。
まさに、酒飲み天国です。
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酒とったり
050-5595-6412
横浜市西区南幸1-10-16 相鉄南幸第3ビル 2F
[月~土]17:00~24:00
[日・祝]16:00~23:00
無休


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# by kansukenator1 | 2018-09-21 23:05 | 居酒屋 | Comments(0)

夜まで待てない”あなた達”や1軒だけでは鼻血が止まらない”あなた達”にぴったりな日本酒Barです!AKATUKI NO KURA@横浜

昨年11月、横浜駅西口、高島屋の向かいのビルの2階(横浜西口郵便局の隣)に同時オープンした「酒とったり」と「AKATUKI NO KURA」。
この2店は共に日本酒をフューチャーした姉妹店で「酒とったり」は座ってゆっくり飲む居酒屋スタイル、コチラ「AKATUKI NO KURA」は立ち飲みスタイルの日本酒Barです。
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オーナー自らが、全国80以上の酒蔵に直接足を運び、季節毎にセレクトした銘柄が常時100種以上ラインナップしているとの事。
先ず「酒とったり」でゆっくり飲み食いした後、〆で同じフロアにある「AKATUKI NO KURA」に流れると言うパターンの人達が多いようです。
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余談ですが、歳を取るに連れ、友人達との休日の飲み会は、早めに始めて早めに帰ろう!
と言うのが合言葉のようになっており、この日も、それが暗黙の了解でした。
(もっとも、現実は早い時間からスタートしても終わる時間は以前と変わらず、結局飲む時間が長くなっているだけと言うのが実態なんですが・・・。汗)
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それでこの日の店選びを命じられていた自分は、この暗黙の了解に基づき、休日は16時から営業している「酒とったり」を一軒目の候補店としてチョイス。
そして2軒目は、友人が会員になっているみなとみらいのBarで2~3杯飲んで解散と言うのが自分が描いていたこの日の流れでした。
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ところが16時スタートでもまだ遅い! 
14時から飲もう!と言う輩が居りまして、それならばと言う事で休日は正午から営業して姉妹店の「AKATUKI NO KURA」にチェンジ。
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”立飲みスタイルの日本酒バー”と言うと、昭和レトロ感が漂う、渋い”角打ち”のような店をイメージしがちですが、コチラ、そうしたイメージは全くありません。
店内は広く、スタンディングテーブルが配置されたシックなパブのような雰囲気で、オジサン向けと言うより若者や女性をターゲットとした造りです。
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壁一面に全国47都道府県の日本酒のボトルが北から南に県別にずらーと並べられており、その様はインテリアと見間違うくらいビジュアル的にも綺麗でお洒落。
そして天井から吊り下げられたスクリーンからは大リーグやサッカーのゲームが放映されており、さながらスポーツバーと言った雰囲気です。
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そして一番懸念していた”立ち飲み”に関しては、ちゃんと椅子も用意されており、座って飲むこともOK。
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日本酒に詳しくない若者や女性でも、スポーツバーみたいな感覚で、気軽に色んな日本酒を飲んで楽しくやろうよ!みたいなノリで使えるお店です。
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そしてお酒や料理の提供スタイルもユニークで面白いんです。
コチラでは、スタッフがお客のテーブルに出向いてオーダーを受けるのではなく、お客がカウンターまで足を運んでオーダーするスタイル。
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例えばお酒の場合、壁に日本酒の瓶が並べられているコーナーまでお客が足を運び、各々のお酒の特徴が書かれた簡単な説明を参考に、自分が飲みたい銘柄を選びます。
プレートに掲載されているQRコードにスマホをかざせば、そのお酒に関する更に詳しい情報を得る事も出来ます。
飲みたい銘柄が決まったら、その下に積まれている赤黄茶青、4色の桝から好みの色の桝を取り出して、カウンターに持ち込み、お酒を注いてもらい席に戻って飲むスタイル。
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但し、キャッシュ オンデリバリーのスタイルではなく、カウンターに桝を持ち込む際、入店時に手渡された番号札(ICチップ内蔵)も同時に差し出し、これにオーダー情報が蓄積され、帰る際にまとめて支払うと言う仕組みです。
ちなみに各銘柄のお酒と桝は連動していて、桝にはその対象銘柄の番号が刻印されており、価格は桝の色によって、赤(290円)、黄(390円)、茶(490円)、青(590円)に設定されています。
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料理MENUに関しては、スペインバルのタパスのような感じで、300~400円を中心に日本酒に合う少量・低価格な小皿料理が多数取り揃えられています。
また、ガラスのショーケースに並べられた”おばんざい”コーナーもあり、この中の料理を戴きたい時も、注文の仕方は、お酒の時と同じスタイルです。
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この日戴いた料理は、コチラ。
   ↓

タタキきゅうり(490円)
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かまぼこ炙り(390円)
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イワシ梅生姜煮(390円)
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さつま揚げ(280円)
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ざんぎ(490円)
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鶏ハムサラダ(390円)
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ジャンボシュウマイ(440円)
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カキフライ(480円)
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エビチリ(680円)
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贅沢三昧(880円)
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日本酒は誰もが知る有名な銘柄は少なく、地元で愛され、地元以外には流通しない銘柄が多いところも興味深いです。
この日、自分は南国攻めで、沖縄、九州地方に絞って、4銘柄戴きました。
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店には唎酒師が居るので、聞けば何でも教えてくれるのも魅力。
ジーンズ&Tシャツ姿でカウンターの対応をしていた若い女性も唎酒師と聞いてビックリ!
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料理は、総じてどれも美味しく、リーズナブル。
立ち飲みバーですが、椅子も用意されているので、軽くでも、じっくりでも、どちらも対応可能で使い勝手も良いです。
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スタンプカードに飲んだお酒の酒蔵がある都道府県にスタンプを押して貰って、夏休みのラジオ体操帰りの小学生に戻ったような気分で店を出ると、まだ外はしっかり明るかったぁ! 汗
夜まで待てない”あなた達”や1軒じゃ終わらない”あなた達”にぴったりの日本酒Barです!
毎月、酒蔵を呼んでの利き酒会なんかもやっているそうですよ。
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AKATSUKI NO KURA
050-5595-3131
横浜市西区南幸1-10-16 相鉄南幸第3ビル 2F
[月~金] 15:00~24:00(L.O.23:00)
[土] 12:00~24:00(L.O.23:00)
[日・祝] 12:00~23:00(L.O.22:00)
無休


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# by kansukenator1 | 2018-09-15 12:42 | 居酒屋 | Comments(0)

シンプルだけど、ぐっと刺さる料理の数々!カルネジーオ イースト@恵比寿

美味しい肉を豪快、且つリーズナブルに戴ける事で人気の「ビストロ カルネジーオ」。
その2号店として昨年秋にオープンした「カルネジーオ イースト」。
店名の由来は「Carne=肉」+「Sio=塩」で、美味しい肉をシンプルに塩で味わって貰うのがコンセプトのお店です。
(下の写真はお店のHPより)
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経営母体は、タンタボッカやグランボッカ等を運営する肉料理に定評のあるセレソン。
両店舗の違いをチェックしたところ、共通のMENUも多いようですが、2号店は生肉の提供が正式に認可されている店との事で、生肉料理が戴けるのが売りのようでした。
同伴者があまり生肉を好まない人だったので、西口のカルネジーオの方が良いかなと思っていたのですが、希望した時間帯の席が獲れず、結局、2号店のカルネジーオ イーストにお邪魔する事となりました。
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場所は、恵比寿駅東口から2分程の場所に昨年出来た飲食専門の複合ビルGEMS恵比寿の3階。
「藩YORONIKU」等の人気店が集結しているビルです。
店内は結構広く、カウンター席、テーブル席の他、個室も完備。
また照明はかなり暗めで、テーブルに置かれたライトの薄明りの中で食事をすると言った感じで、とてもシックな雰囲気。
ただ、スタッフの接客が明るくフレンドリーなのでカジュアル感もあります。
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先ずは、泡で乾杯。
連れはベリーニ(750円)、自分は「なみなみスパークリング(750円)」をオーダー。
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「なみなみスパークリング」は、その名の通り、グラスからこぼれる寸前まで注がれるので、最初の一口はグラスをテーブルに置いたまま、口を近づける飲み方しかありません。
昔よく通った銀座1丁目のバンカレッラジョイアの「なみなみグラスワイン」を思い出しました。
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そして、この日、戴いたのは、コチラ。
        ↓

お通し(茹で豚タンの柔らか煮&パルミジャーノ)

お通しは、塩茹でされた豚タンとパルミジャーノ。
豚タンは臭みがなく、丁度良い柔らかさに茹で上げられており、口の中でほろっと溶ける感じ。
また、塩加減が絶妙過ぎるほど絶妙で、MENUにあったら追加オーダーしたかった程。
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茨城県産A5黒毛和牛刺し(1,300円)

久しぶりに目にする正真正銘の生肉。
ルビー色に輝くそのルックスにテンションが上がります。
生肉はNGと言っていた連れも、恐る恐る口にしたところ、美味しい!だって・・・、笑。
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ぱりぱりピーマン(450円)

こんな料理、わざわざ外で食べなくても!と思ったのですが、人気MENUだと言うので、試しにオーダーしてみました。
ところが食べてみると、これが旨い。
ただの生のピーマンではなく、2日間冷水に漬けてあるとの事で、歯ごたえがシャリシャリで、すこぶる美味しかったです。
そして、この料理も、ほのかな塩の旨みみたいなものが感じられて、実に良い塩梅なんです。

その時、はたと思い出しました。
コチラの店名は、「Carne=肉」+「Sio=塩」。
美味しい肉をシンプルに塩で味わって貰うのがコンセプトのお店だった事を・・・。
肉だけでなく、全ての料理に対し、塩の使い方には強い拘りを持っているのだと思います。
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焼き野菜

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Musso Syrah(2,800円)

ソムリエ10人が選ぶ世界のワインと共に!と謳っているワインは全て2,800円均一。
お財布を気にせず、ガブガブいけちゃうのが嬉しいです。
我々が戴いたのは、スペインのオーガニックワイン。
こんな安ワイン飲めるか!と言う人達の為に、もう少し高級なワインも用意されているようです。
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富士鶏胸肉の焦がしバター焼き&パン(980円)

胸肉なので仕方ないですが、ちょっとパサパサしていました。
鶏肉を焦がしバター&レモンで戴くのは初めてでしたが、これはありでした。
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春菊爆弾:ハーフ(650円)

春菊と言うと和食のイメージしかありませんでしたが、これをサラダとして食べると言う発想がユニーク。
塩とライムだけで、こんなに美味しく戴けるとは・・・。
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US牛フィレステーキ200g(4,400円)

本日のお勧めMENUに記載されていた「和牛トウガラシ3,600円/150g」とグランドMENUにある「US牛フィレステーキ」のどちらにするか迷っていると、店長らしき人に「うちとしては、是非、US牛フィレをべて戴きたい!」と勧められ、USフィレをオーダー。
暫くすると、熱く熱せられたプレートに乗せられた塊のままの肉が席に運ばれました。
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プレートを傾け、その半分のスペースを使って、肉汁&焦がしバター風味のニンニク醤油のソースを即興で作るパフォーマンスを披露。
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そして塊肉を一口大にカット。
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このソースと別皿に用意されたお店特製の塩の2種類の味で楽しみます。
和牛とは違うUSビーフならではの肉々しくワイルドな肉の旨さがたまりません。
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雲丹のペペロンチーノ(2,400円)

普段はカロリー面の配慮から雲丹のパスタなんてオーダーする事は滅多にないのですが、この店はそんな抑制心をあざ笑うような魔の力が働いているようで、ついオーダーしてしまいました。
1人分ずつ、取り分けて運ばれました。
う~ん、やっぱり旨い!
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シンプルそうに見えて一筋縄では行かなそうなぐさっと刺さる料理や、他店ではあまり目にしないユニークで気になるMENUが多数あり、一度限りの訪問での制覇はとても無理。
それらを戴きに再訪決定です。

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カルネジーオ イースト
050-3184-4331
渋谷区恵比寿1-11-5 GEMS恵比寿 3F
17:30~26:00
定休日:日曜


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# by kansukenator1 | 2018-09-14 23:19 | イタリアン | Comments(0)

新店舗はオンライン予約の導入で広く門戸を開放!鮨なんば@日比谷

阿佐ヶ谷の人気鮨店「鮨なんば」が日比谷に新店舗をオープンさせ、数ヶ月が経ちました。
阿佐ヶ谷の時は常連さん以外は事実上予約は不可能と諦めていましたが、日比谷店はネット予約を導入し広く門戸を開放。
これにより、常連客でなくても難波さんのお鮨を戴ける道が開けた訳です。
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と言う事で、翌々月末日までの予約受付開始の当日指定時刻。
ピストルの音に全神経を傾け、スタートダッシュに賭ける短距離ランナーのような集中力でパソコンのクリックを連打。
ランチタイムでしたが、何とか予約を確保する事が出来ました。
ちなみに、予約受付開始から10分ほどで翌々月末日までの全席が埋まってしまいました。
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そして、それから2ヶ月経過後の8月某日。
待望のその日がやってまいりました。

「鮨なんば」の新店が店を構える東京ミッドタウン日比谷3Fのレストランフロアは、どの店先にも行列が出来、スタッフが対応に大わらわしていましたが、ここ「鮨なんば」の店先だけは少々様子が異なっていました。
12時近くなってもドアは固く閉ざされ、開店を待つ客の姿も皆無。
あれっ、今日は定休日だったっけ?と思わせるような雰囲気です。
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12:00ちょうど、「大変お待たせしました」の声と共にドアが開くと、1人、2人とお客が姿を現し入店。
コチラはランチ、ディナー共にカウンター8席のみの完全予約制。
その為、席を確保する為に開店前から並ぶ必要がなく、こう言う光景になっていたのでした。
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この日は1人客×2、2人客×3の構成。
我々は入店順で真ん中の難波大将の目の前と言う特等席に案内されましたが、さすがに初訪の一見客としては気が引け、一番隅の席に座らせて戴きました。

8名の客が全員着席したところで、ランチがスタート。
真新しく高級感漂う室内の設えと難波さんのオーラで、スタート当初は皆さんやや緊張気味でし~んと静まりかえっていました。
しかし難波さんの優しい気遣いや言葉掛けで徐々にくつろいだ雰囲気になり、カウンター越し、そして客同士の会話も弾むようになって行きました。
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色々拘りが多い中でも、特にシャリとタネの温度に強く拘っているのがコチラの特徴。
タネによってシャリの温度を35℃~40℃の間で1℃刻みで変え、両者が一体化して最も美味しく感じる温度を探り、究極の握りを目指しているとの事。
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8人分のつまみと鮨は全て大将自らが手掛け、全て大将自らが客の前に供します。
しかし、この気の遠くなるような温度管理に基づいた鮨を提供する為に、8人の客に対し、大将以外に常時4~5人のスタッフがカウンターと厨房の間を頻繁に行き来しており、奥の厨房での作業もさぞかし大変であろう事は容易に想像出来ます。
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MENUは、つまみと握りを取り混ぜたお任せコース(ランチ:25,000円、ディナー:30,000円)一本。
そして、この日、供された内容は、こんな感じでした。
        ↓
<つまみ>

①秋田のじゅんさい

・・・アサリの出汁の冷製スープ
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②陸前高田市広田湾の石垣貝

・・・トリ貝に似ていますが、トリ貝より柔らかな食感。
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③下田の蒸アワビ&佐島の蛸

・・・余計な味付けはせずに、塩、酒のみで調理されたアワビ&蛸。
・・・素材の持つ自然な味わいが最大限引き出されていて、しみじみ旨い!
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⓸北海道増毛のボタン海老

・・・初めて見るフォトジェニックなルックスで登場したボタン海老。
・・・今朝採れたばかりと言う海老の身はねっとり甘く、砕いた殻を混ぜた海老味噌のソースがまた旨し。
・・・こう言う食べ方は初めてです。
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⑤キンキ煮つけ

・・・美味しい出汁でふっくらと炊きあげられた脂の乗ったキンキ。
・・・オレンジのキンキの皮目と緑の芽葱のコントラストが色鮮やか!
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斬辛 特別純米 八反錦 しらぎく(土佐)

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⑥あん肝

・・・非常にきめ細やか、そして上品な滑らかさを感じるあん肝。
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⑦対馬? 津島?の焼き穴子

・・・関西風に1時間かけてじっくり焼いていると言う穴子は、皮ぱりぱり&香ばしさ抜群!で激旨。
・・・「この時期の江戸前穴子は脂が乗っていないので、”ツシマ”の穴子を使用している」と言われてましたが、”ツシマ”って、長崎県の対馬?愛知県の津島? どっちだろう?
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<握り>

ここから、握りに移ります。
色々拘りが多い中でも、特に一貫、一貫のシャリとタネの温度に拘るなんばの鮨。
鮨のNEMUには、一貫一貫のシャリとタネの温度が標記されています。

①新イカ

・・・握り一貫目は新イカ、食感が何とも言えません。
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②白イカ

・・・2番手さん?が地道に極細にカットしていた100本以上の糸状のイカを重ねて握られた至高の一品。
・・・口に入れると甘くとろける様な味わい。
・・・季節的に最後で来週にはもう入荷がないと言われていました。
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③鰹


・・・珍しい襟裳岬の鰹。
・・・昆布など磯の香りを感じる上品な味わい。
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純米吟醸 磯自慢(静岡)

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⓸春子

・・・あえて昆布締めにはせず、昆布の上に乗せるだけと言う繊細な処理が施された春子。
・・・優しい味わいが口の中に広がります。
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⑤トロ

・・・鯵、穴子と共に40度と言う最も高い温度のシャリで握られたトロ。
・・・手に持ってこんなに暖かく感じるシャリは初めてかも。
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⑥鰯

・・・今朝、大阪湾で獲れたばかりの鰯を使っています。
・・・ヒカリモノは寝かせても旨くならないんだそうです。
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⑦小肌

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⑧鯵

・・・超肉厚の鯵。
・・・鰯、小肌、鯵と続けて食べましたが、共に普段食べているそれらとは別次元の味わい。
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⑨長万部の北寄貝

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※マツタケのお吸い物

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⑩松輪の鯖
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超辛口 純米酒 南方(和歌山)

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⑪金目の漬け

・・・漬け期間は6~7日。
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⑫車海老

・・・三河産の天然車海老。色鮮やかで、超ビッグサイズ。
・・・味わいの素晴らしさも言う事なし。
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⑬イサキ

・・・脂の乗り、味わい、共に申し分のないイサキだったのでコースの終盤に持って来たと大将に言わしめたイサキです。
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⑭雲丹

・・・あまり聞かない天草産の雲丹ですが、味はとても良かったです。
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・・・山盛りの雲丹の中にシャリが隠れていました。
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⑮イクラ

・・・出始めで粒が小さめでしたが、このくらいの方が好きかも。
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⑯穴子

・・・つまみの焼き穴子はツシマ産でしたが、握りは江戸前(子安)です。
・・・皮目がとても綺麗。
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⑰タマゴ
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最後のタマゴを食べ終えたのが14時半過ぎ、つまみ7種、握り17貫、約2時間半を超えるランチを終えた時はお腹がはち切れそうでした。
米の粒が感じられる、程良い粘度と硬さで炊かれたシャリ。
素材の美味しさを十分感じ取れるだけの厚みと大きさをもってカットされたタネ。
両者が拘りの温度設定の下で一体化した握りの美味しさは、想像以上でした。

ただ、一貫一貫がしっかりとボリュームがあるので、早めに満腹になってしまい、決して食が細い方ではない相方もさすがに途中からシャリを少なめに握って貰っていました。
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余談になりますが、以前「SATOブリアン」の佐藤さんが「難波さんが阿佐ヶ谷の商店街を盛上げようと頑張っているので自分達も一緒に頑張って行かなければならない」と言うのを聞いた事がありました。
なので「鮨なんば」が日比谷に移転!と聞いた時は、「おいおい、阿佐ヶ谷を見捨てたのかよ?」と驚きましたが、移転ではなく出店だったので安心しました。

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それ程、阿佐ヶ谷を大事にしている難波さんが日比谷に出店したのも、ネット予約のシステムを導入したのも、その理由は常連客の厚い壁で予約を阻まれ続けて来た一般客に対して平等なチャンスを提供し、より多くの人に自分の鮨を味わって欲しいと言う想いからだったと思います。

そして、それはお客にとって有難いだけでなく、難波さん自身にとっても大きなプラスになると思っています。
顔も嗜好も熟知した常連客だけを大切に守っていれば楽で経営面でも安泰でしょうが、それではどうしても守りの姿勢に陥り易く、職人として自分の可能性や世界を広げる為の挑戦がし難くなりますからね。
難波さんは、もっと自身の鮨道を極めたかったのではないでしょうか?
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この日、それを裏付けるかのような難波さんのある言葉を耳にしました。
それは酢飯についての会話がきっかけでした。

コチラではタネによって米酢と赤酢を使い分けていると聞いていましたが、この日は「全て米酢」だったんです。
数日前からこのやり方に変えたそうです。

そして、それに関して難波さんの口から発せられた言葉がこちらです。
「この店はまだ完成された店ではないので、日々試行錯誤、日々変化が必要なんです」と・・・。
既に確固たる実績と評価を獲得し、キャリア的にも熟練の域に達している難波さんのこの謙虚な言葉に正直驚きました。
人気に胡坐をかく事なく、職人は一生修行とは言いますが、これこそが難波さんの魅力であり、凄さなんだと改めて感じました。
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最後に、一言。
シャリやタネの温度に拘った究極の一貫を追求する難波さんの挑戦には興味があり、大変素晴らしいと思いますが、お客から見えるところに温度計を置くのはあまり粋ではないような・・・。
難しいのだと思いますが、出来ればバックヤード(厨房)で完結させるのが理想なのかなと・・・。
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鮨なんば
03-6273-3334
千代田区日比谷1-1-2 東京ミッドタウン日比谷 3F
12:00~15:00
19:00~23:00
定休日:月曜日・第1火曜日



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# by kansukenator1 | 2018-09-01 12:32 | 和食 | Comments(0)

歴史ある禅寺の中にある雰囲気抜群の隠れ家 Bar!閑臥庵@京都

前回の京都旅行で伺う予定だったのですが、スケジュールが狂ってしまい未訪に終わってしまったコチラ、閑臥庵。
今回は前回の轍を踏まぬよう、ゆとりを持ったスケジュールを立て、無事初訪を果たして参りました。
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閑臥庵は300年以上の歴史を持つ黄檗宗の由緒ある禅寺ですが、「京懐石普茶料理」が戴ける食事処としての顔も併せ持つ知る人ぞ知る寺院でもあります。
そして、もう1つ、敷地内には手入れの行き届いた枯山水の庭を眺めながらお酒が戴ける小さなバーがあり、ヲイラの目的はずばりこのバーの利用です。
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陽が暮れる前、暮れ始め、日没後、其々の雰囲気を味わいたかったので、18:30に予約を取り伺いました。
閑臥庵がある場所は地下鉄烏丸線の鞍馬口駅から徒歩3分程の住宅街の一角。
京都駅から電車で10分程しか離れていないのに、観光客らしき人の姿を殆ど目にしない静かな町です。
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暫く歩くと、通りに面した場所に漆喰塗りの竜宮門が見えるので、すぐに分かると思います。
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境内への入口は通りから少し奥まった場所にあり、入口の前に奉られた沢山の石像に迎えられ、寺院の門を潜ります。
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外からは窺えませんが、中に入ると境内と言うより庭園と言った方がぴったりの綺麗に整えられた庭が広がっており、まっすぐに伸びた石畳の奥、木々の隙間から本堂が見えました。
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石畳の小径の両脇には赤く火が灯った灯篭が連なり、ライトアップされて夕闇に浮かぶ本堂へとゲストを導きます。
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本堂の両脇が日本家屋の食事処となっているようで、ガラス窓越し、葦簀越しに食事を楽しむゲストの姿が見えました。
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そんな純和風の美しい空間に見とれていると、住職が出て来られ、バーへ案内して下さいました。
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バーは本堂の左隣、分厚い扉の奥にありました。
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カウンター席のみでキャパ10人程のシックで雰囲気のあるバーです。
暗めに照明を落とした室内に流れているのはジャズ。
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そして大きなガラス窓からはライトアップされた美しい庭園が見えます。
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先客は居らず、貸し切り状態。
どの場所が特等席かと迷っていると、どの席からも景色が美しく切り取られる様に考慮して設計されているのだとか・・・。
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お酒はカウンターの奥に数種類のウイスキーボトルが並べられているだけで、所謂オーセンティックバーのように、バックバーに種類豊富なお酒がずらーっと並んでいると言った感じではありません。
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また専門のバーテンダーは居らず、ご住職自らがバーテンダー役を務めています。
自分はビールを、相方はピーチのカクテルをオーダー。
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この日は、「普茶料理」のお客さんが団体客、個人客と大勢入っているようで、住職さんはその対応で大忙し。
我々のお酒を作ると、バーから姿を消し、調理場と客室を行ったり来たり。
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バーには、我々2人だけが残されてしまいましたが、追加オーダーの際はブザーで呼べば来てくれるので問題ありません。
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徐々に日が暮れだし、時間の経過と共にバーの中も外の庭も、静寂さが一層増して行く感じがします。
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小さく聞こえるジャズの響き以外、物音1つ聞こえない静けさの中で、風に揺れる庭の草木をぼーと眺めながらお酒を飲む。
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外の喧騒を他所に、時間が止まったようなこの非日常の空間に身を置いていると、心がどこか知らない世界を彷徨っているような不思議な感覚に包まれます。

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2人で4杯飲み干したところでバーを後にすると、ご住職のご好意で本堂の中にある天井龍や砂曼荼羅曼等を見せて戴きました。
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砂曼荼羅は、閑臥庵の開山330周年を記念しチベット密教の高僧が来日して作られたものだそうで、通常は出来上がるとすぐに壊す習いの為、現存しているものは非常に貴重なものなんだそうです。
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訪れた時はまだ明るかった空もすっかり陽が落ち、ライトアップされた本堂は更に鮮やかに夕闇に浮かび上がっており、その姿はとても神々しく幻想的でした。
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しかし、事前情報がなければ、こんな駅近くの禅寺の中に、こんなにも雰囲気の良い食事処やバーがあるなんて、誰が想像出来るでしょうか?
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観光地としての京都の魅力とはまた違う、静かな京都の奥深い魅力を体験させて戴きました。
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ご住職は気さくな方で、お寺の歴史や黄檗宗の開祖である隠元禅師の功績等のお話を色々聞かせて戴きましたが、ご住職のお話を聞けば聞くほど、また施設を見れば見るほど、お寺と飲食店、どちらが本業なんだろう?と思えてしまう面も・・・。
まあ、そこら辺の話は横に置いて、素敵な時間を有難う御座いました。
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最後にBarのMENUと価格についてです。
MENUは特になく、何を飲んでも1杯ざっくり1000円、プラスチャージ1人1000円、拝観料1人500円と思っていれば大きく外れないと思います。
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我々は、生ビール、ハイパーのハイボール、ピーチとカシスのカクテル各2の4種類戴きましたが、ドリンクは普通のバーでこれを出されたら、「ふざけるな!」と言いたくなるようなレベルでした。笑
しかし、初めから、それは期待しておらず、この素晴らしい雰囲気の中でお酒を飲む事を求めてやって来ているので、全く気になりませんでした。
ただ、出来ればビールやウイスキーのロック等を注文した方が無難かと思います。笑
ご参考まで。
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閑臥庵 (カンガアン)
075-256-2480
京都市北区烏丸通鞍馬口東入ル新御霊口町278
12:00~15:00(L.O.13:00)
17:00~21:00(L.O.19:00)
無休

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# by kansukenator1 | 2018-08-25 17:50 | BAR | Comments(0)