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鴨川を眺めながら、まったりと!Kawa Café@京都

祇園、祇園白川、三条大橋、先斗町と、当てもなく京都の中心部を散歩し、四条川原町に戻って来ました。
ちょっと歩き疲れたし、夕食の予約時間まで、少し時間があったので、こちらで一休みする事に・・・。
Kawa Caféは、数年前にオープンした鴨川沿いの町屋カフェ。
オーナーはフランス人だそうです。
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売りは、窓の外を流れる鴨川の素晴らしい眺望。
部屋からも見えますが、床のシーズンは、勿論、川床のテラス席が特等席になる事は言う迄もないでしょう。
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所在地は、四条木屋町から木屋町通りを南に歩き、団栗橋を横目に更に歩き、松原橋のちょっと手前にあります。
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この辺りには、趣のある店が多数建ち並んでいますが、その多くの店がそうであるように、通りに面しているのは店の入口部分のみで、長いアプローチを歩いた先に店舗があると言う構造。
コチラ、Kawa Caféも、このパターンです。
ですから、うっかりしていると、通り過ぎてしまう事も多々あるんじゃないかと思います。
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店は2階建てのようですが、我々が通されたのは、1階席
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1階部分は、白とダークブラウンを基調としたシックで落ちついた空間となっており、壁にはレトロ感のある写真やワインの空き瓶等が飾られ、お洒落な雰囲気が演出されています。
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そして、その奥には、川床のテラス席が併設されています。
テラス席が空いていたので、テラス席を希望しましたが、夕方5時以降は食事客専用との事で、断念。
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生ビールとアイスオーレを各々オーダー。
我々以外のお客さんは、皆さん、軽食を採られていましたが、どれも、なかなか美味しそうに見えました。
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コチラは、朝10時から夜23時まで、通し営業で、ブランチ、ランチ、カフェ&スウィーツ、軽食、夕食前のちょっと一杯、ディナー、バーと、非常に使い勝手が良さそうな店です。
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店員の接客態度を問題視するコメントが多いようですが、放置プレイも考えようによれば、何をしても文句を言われないと言う事で自由で良い面もあるのではと・・・。
地元の人達だけでなく、旅行客にとっても、知っていると便利な店だと思います。
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kawa café
075-341-0115
京都市下京区木屋町通松原上ル美濃屋町176-1 2F
10:00~23:00 通し営業
不定休
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by kansukenator1 | 2016-10-31 23:26 | カフェ/スウィーツ | Comments(0)

島津製作所の旧本社ビルをリノベーションしたお洒落なビストロ!Fortune Garden Kyoto@京都

京都市役所の向かい、ホテルオークラの隣に建つの島津製作所の旧本社ビルをリノベーションしたお洒落なビストロです。
レトロでシックなお洒落な雰囲気、スタッフの接客の良さ(しかもイケメン/美人揃い)、カフェ、レストラン、バー、ルーフトップガーデンのバー(期間限定)とオールマイティーな機能をを備えた使い勝手の良さ等が評判で、連日、昼夜を問わず、賑わいを見せている人気店と聞いていました。
9月に、京都旅行に行く際に、ランチ、カフェ、ディナー、バーの候補店を各々数軒ずつ考えていましたが、コチラは、バーか季節限定(9月末でクローズ)でラストチャンスのルーフトップガーデンのバー狙いのいずれかで利用したいと考えていました。
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しかし、実際に伺ったのは、ランチ利用でした。
京都迎賓館で一般公開の当日券を購入後、観覧集合時刻までの僅か1時間の中で、行って!、食べて!、戻って来る!
と言う半端ない慌ただしさの中での利用でした。
と言うか、指定の集合時間までに戻って来れるか、一か八かの勝負くらいのタイトさでした。
集合時刻に遅れれば、折角1時間も並んで購入した入場券がパーになってしまう訳ですから・・・・。

ところが、運悪く、拾ったタクシーの運転手さんが、地理感も悪く、対応ももたもたした人で、10分か15分くらいで着くところを、かなりの時間を要してしまいやっと到着、かなり焦りました。
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ここがエントランス。
レトロな雰囲気が漂う趣のあるエントランスです。
島津製作所の旧本社屋をリノベーションしたレストランとの事ですが、リノベーションしたのは館内のみなのでしょうか?
外観は、島津製作所の社名が、そのまま残されていました。
予約なしの来店でしたが、階段を昇ると、噂通りの若く綺麗な女性スタッフに出迎えられ、中に案内されました。
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手前左手にバーコーナーが見えました。
中央部は、オープンキッチンのカウンター席とソファーテーブル席がゆったりと配置されています。
まだ、正午前で近隣の企業に勤めるサラリーマンやOLが押し寄せる前の時間帯だったので、お客はまばら。

建物は昭和なレトロ感が漂う重厚な洋館ですが、雰囲気はシックでエレガント、暖かな温もりも感じられます。
スペース的にも結構広く、天井も高いので、とても開放感があります。
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そして、この開放感を、更に高めているのが、竹林のある中庭の存在と、そこに面したテラス席です。
そのテラス席に案内されました。
庭には池もあり、鯉が泳いでいました。
昼も明るく爽やかで気持ち良いですが、夜、ライトアップされた竹林の中庭を眺めながらの食事もロマンティックで良さそうです。
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お昼のMENUについての丁寧な説明を受けます。
入店するや否や、30分以内で食事を終えたい等、我々の我儘な要望に対しても、キッチンと連携を取りながら、にこやかに対応して戴けました。

お昼のMENUは、以下の4種類。

Chef’s Course(2500円)
・・・季節の前菜 + スープ + メイン + デザート + ドリンク
Chef’s Sandwich(1000円)
Today’s Pasta(1000円)
Chef’s Special Lunch(Ask)
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雰囲気も良いですし、本来ならば、ゆっくりコースでも戴きたいところでしたが、時間がないので、Chef’s Sandwich(1000円)とToday’s Pasta(1000円)をお願いしました。

サンドウィッチ、パスタ、いずれのセットにも、ポテトサラダ、パン、ドリンクが付くとの事で、オーダーを終えると、すぐに、ポテトサラダとパンがテーブルに運ばれました。
そのポテトサラダの量が半端なく、小食の人なら、それだけでお腹一杯になってしまうんじゃないかと言うボリューム。
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Chef’s Sandwich(1000円)

サンドウィッチは、ベーコンとソーセージのサンドウィッチでした。
これにフライドポテトとレタスのサラダが添えられています。
かぶりつくにはサイズ的に大き過ぎるサンドウィッチだったので、ナイフでカットして戴きましたが、上手にカット出来ず、パンと具がぐちゃぐちゃになってしまい、恥ずかしいくらい下品な食べ方となってしまいました。汗
でも、お味の方は美味しかったです。
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このサンドウィッチプレート、付け合せも含めて非常にボリューミーであり、これにポテトサラダとパンを付けるのは、やり過ぎな気がしないでもありません。
ましてや、パスタのセットにパンが付くのは分かりますが、サンドウィッチのセットにパンが付いても手が進みませんでした。笑
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Today’s Pasta(1000円)

この日のパスタは、アラビアータでした。
普通に美味しいと言った感じです。
ドリンクは、コーヒーとハーブティーをお願いしました。
ハーブティーはポットにたっぷり。
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こちら、店の造りやインテリアは重厚でエレガントですが、価格設定等を見ると、誰もが利用しやすいカジュアル路線を目指しているように見えます。

滞在時間30分未満と言う最速ランチでしたが、スタッフの親切な対応のお陰で、時間通りに食事を終え、無事、京都迎賓館の集合時間に間に合う事が出来ました。

ただでさえ忙しいランチタイムの時間帯であるにも拘わらず、我儘な我々の要望に対し、にこやかに対応して戴き、更に、食事の途中や最後のお見送りの際にも時間を気にして戴く等、マニュアル通りのサービスではない、ヒューマンな心のこもったサービスをして戴きました。
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この日、夕食後に再訪し、屋上のルーフトップガーデンで食後の1杯?2杯?を戴こうと思っていたのですが、夕方くらいから小雨模様の天気になって来た為、断念しました。
京都へは、ほぼ毎年訪れているので、次回も必ず、立ち寄りたいです。
今度は、時間を気にせず、ゆっくりと・・・。
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後で知ったのですが、こちらは、前日のディナーで訪れた「THE SODOH 東山」と経営者が同じだったんです。
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FORTUNE GARDEN KYOTO
京都市中京区河原町通二条下ル一之船入町386-2
075-254-8843
<月・水〜土・祝日前の日曜>
ランチ 11:00~ 14:00 (L.IN)
カフェ・バー 14:00~ 24:00 (Close)
ディナー 17:30~ 24:00 (Close)
<日・祝日>
ランチ 11:00~ 14:00 (L.IN)
カフェ・バー 14:00~ 23:00 (Close)
ディナー 17:30~ 23:00 (Close)
定休日 毎週火曜日
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by kansukenator1 | 2016-10-30 23:34 | イタリアン | Comments(0)

気負わず、気取らず、確かな料理をリーズナブルに!割烹 蛸八@京都

京都小旅行2日目の夜は、新京極にある小さな割烹「蛸八」へ。
春は筍、夏は鱧、秋は松茸、冬はスッポン丸鍋と季節折々の料理を求め、連日、常連客で賑わう隠れた名店!
地元客に限らず、出張族、旅行者にも多くのファンを持ち、愛され続ける知る日とぞ知る小さな割烹料理店!
京都を訪れた際は、是非伺ってみたいと、以前から目を付けていた店の1つです。
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1週間ほど前に予約を入れ、開店時間の午後6時に伺いました。
店内はカウンターのみ、12席程の小さなお店です。
以前は先代と息子さんの2人でやっていたそうですが、今は息子さん夫婦で営んでいるようです。
場所は、新京極商店街の蛸薬師の真ん前と言う分かり易く、便利な場所にあります。
ただ、まわりは、ゲームセンターやタコ焼き屋などがごちゃごちゃ建ち並び、京都らしい情緒からは程遠いエリアにぽつりと建つ地味な佇まいの店です。
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MENUはなく、食材名が書かれた紙が壁に貼られているだけで、料理法も値段も表示されていません。
アルコール類も、ビール、日本酒、焼酎としかなく、銘柄も価格も分かりません。
普通なら、ちょっと心配すべきところですが、事前情報で良心的な価格で戴ける店である事が分かっていたので、心配無用です。
料理法はご主人と相談しながら決めて行くシステムのようですが、ぐじの塩焼きだけを指定し、あとはお任せでお願いしました。
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こうした料理が、この順で供されました。

卵豆腐

出汁がしっかり効いた冷たく喉越しの良い自家製の卵豆腐は、柚子の香りが・・・。
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お造り盛合わせ

お造りは、たこ、いか、鯛、よこわの4種、どれも美味。
目の前で、本わさびを摩り下ろしてくれます。
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小芋のから揚げ

塩でも振って食べるのかと思っていましたが、ちゃんと優しい味付けが施されていました。
一度、出汁で炊いた後に、うっすらと衣を纏わせて揚げているのだと思います。
外側はかりっと、中はとろ~んと柔らかく優しい味わいの小芋でした。
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きずし

所謂、〆鯖ですが、摩り下ろした生姜を溶いたほんのり甘めの酢のタレで戴きます。
このような食べ方は初めてですが、鯖の〆加減と言いますか、味付けが一歩引いた感じで、この引き加減が素晴らしく、大変美味しく戴きました。
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ずいきの酢味噌和え
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ぐじの塩焼き

供された料理は、どれもとても美味しかったですが、その中でも、この日一番と感じたのが、このぐじの塩焼きでした。
ぐじは元々大好きな魚ですが、この日戴いたぐじは飛び切りでした。
身も分厚く大きな立派なぐじで、味わいはしっとりと上品な旨みがあり、微妙に控えめな塩打ちが絶妙で、お箸が止まりませんでした。
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後から皮の部分をパリパリに焼いて乗せてくれます。
これが、また旨い。
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松茸の土瓶蒸し

もう、そんな季節になりましたかぁ!と季節の移ろいの早さに、暫し、感慨。
勿論、今年、お初の土瓶蒸しです。
上品な味わいの出汁、松茸もたっぷり、贅沢です。
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アナゴの蒲焼丼

1人前を2人で食べました。
上品な味わいの数々の料理を堪能した後は、一転、濃厚なタレのがっつり系アナゴ丼で、これまた満足の〆となりました。
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小さな店で、更に、殆どが常連客だと言う事なので、よそ者の一元客にとっては、居心地が悪いかも知れないと覚悟して入店しました。
そして、確かに、この日も、地元の3世代の家族客、その他、我々以外、全員が常連客でしたが、ご主人も奥様も、常連客の皆様も、我々を優しく向かい入れて戴き、アットホームな雰囲気の中、
萎縮する事なく、楽しく時間を過ごす事が出来ました。
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そして、これだけ食べ、ビール×2、日本酒(まつもと)×3飲み、お勘定は2人で13,000円。
これじゃ、ファンが多いのも頷けました。
ご馳走様でした。
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蛸八 (たこはち)
京都市中京区蛸薬師通新京極西入ル東側町498
075-231-2995
18:00~23:00
定休日 日曜日
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by kansukenator1 | 2016-10-29 12:31 | 和食 | Comments(0)

京都小旅行Part④寂光院@大原

午前中、「三千院」、「宝泉院」、「音無の滝」と巡った後、午後は、「三千院」と共に大原を代表する寺院、「寂光院」を目指します。
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寂光院は、朝来たバスターミナルまで戻って、そこから西へ15~20分程歩いた山に囲まれた集落にあります。
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バス停から寂光院へと続く参道から見える景色は、何百年も昔と殆ど変わらない京都の原風景を感じる事が出来ます。
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寂光院は、594年(推古2)、聖徳太子様が創建した天台宗の尼寺。
平清盛の娘、建礼門院が、平家滅亡後、ここに庵を結び、夫の高倉天皇、息子の安徳天皇、平家一門の冥福を祈りながら、余生を送ったと伝えられ、『平家物語』ゆかりの寺として有名です。
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ここが寂光院の入口です。
受付で、拝観料(600円)を支払い、石段を登ります。
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途中現れるこの門は、 「孤 雲 の門」。
この門の奥には、京都御所で行われた昭和天皇の即位の御大典の際に用いられた部材を使って造られた茶室をがあります。
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屋根を覆う苔の緑が何とも言えない良い味を出しています。
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さらに石段を登り、門を潜ると正面に本堂が現れます。
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本堂も庭も、こじんまりとしています。
のどかな大原の里にひっそりと佇む小さなお寺と言った風情です。
学生時代に、一度、訪れた事がある筈ですが、こんなに、こじんまりしていたかなぁ・・・?と言う印象です。
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ちょっと、歩き疲れたので、本堂の右手前にある「書院」で暫し休憩。
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縁側に座り、庭を眺めます。
平家物語に登場するあの庭です。
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雪見灯籠 (ゆきみどうろう)

本堂に向かって右手前にある置き型の鉄製灯籠。
豊臣秀頼が本堂を再建した際に、伏見城から寄進されたものと伝えられる灯籠です。
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汀の池 (みぎわのいけ)

「池水に汀の桜散り敷きて 波の花こそ盛なりけれ 」 
文治年(1186)、後白河法皇が、お忍びの御幸で寂光院の建礼門院の閑居を訪ねた際に詠まれた句の中で、この「汀の池 」に散る桜が表現されています。
この時の「汀の池」と桜は、今も平家物語当時そのままを偲ぶことが出来ます。
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千年姫小松 (御神木)

本堂前の汀の池のそばにある樹齢数百年に及ぶ五葉松です。
この姫小松、もともとは樹高が15メートル余りある松だったそうですが、2000年に起きた本殿の火災の際に、本殿とともに被災。
放置しておくと、倒木の危険性がある為、やむなく伐採する事となったと言う歴史があり、現在は御神木としてお祀りされています。
今は、幹の部分だけがその面影を残しています。
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諸行無常の鐘楼

本堂の正面の池の汀にある梵鐘は、平家物語でもお馴染みの「諸行無常の鐘」。
建立は江戸時代。
山の中のお寺らしい素朴な感じが何とも言えません。
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本堂

靴を脱いで、本堂にあがります。
係りの女性による、10分ほどの無料の解説が聞けます。
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「旧本堂は桃山時代の様式からなり、内陣に飛鳥、藤原様式を残す歴史的に貴重なものでしたが、2000年に放火により全焼。」
「鎌倉時代に造られたとされる旧本尊・六万体地蔵尊菩薩(重要文化財)も大きく焼損し、現在は修復され境内奥の耐火構造の収蔵庫に安置されています。」
「現在の新本堂及び新本尊は2005年に焼損前のものを基に忠実に復元されたものである。」
と言う事らしいです。
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つまり、我々が今、目にしている本堂やご本尊は、2005年に復元された新本堂、新本尊と言うことなんですね。
御本尊の左右には、建礼門院 阿波内侍が祀られていましたが、修復後の現在のものは木造ですが、オリジナルは「張子の像」だったそうです。

また、ご本尊の六万体地蔵尊菩薩の左手には「五色の糸」が繋がれています。
「これは、念仏者が臨終の際に、阿弥陀仏の像の手から自分の手に掛け渡した糸で、この糸によって極楽浄土に導かれるとされた。」
「この糸の先を握りしめて、手を合わせ、願いを込めると、お地蔵さまが縁を結んで下さります。」
と言うガイドさんの説明を聞き、自分もこの糸を握りしめ、手を合わせてみました。
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建礼門院御庵室跡

文治元年(1185)、長門壇ノ浦の合戦で平家滅び、建礼門院は海に身を投じますが助けられ、京都に戻されます。
そして、都から遠く離れた洛北の地、大原寂光院で出家し、建礼門院となります。
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これが、平家物語の大原御幸で有名な「建礼門院御庵室跡」です。
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かなり狭く、こんな狭いところに身を置いていたのかと思うと、不憫と言うか、哀れな気持ちになります。
建礼門院は、ここで夫の高倉天皇、我が子の安徳天皇、そして平家一門の菩提を弔う余生を送りつつ、建久2年(1191)2月に、この地でその生涯を閉じました。
なにか歴史の哀しみが伝わって来ました。
そして、栄枯盛衰、盛者必衰と言う言葉が重く心を占領しました。
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鳳智松殿(ほうちしょうでん)『宝物殿』

最後に、『宝物殿』に立ち寄り、寂光院に伝来する『平家物語』ゆかりの文化財を見て、寂光院を後にしました。

三千院と寂光院をセットで参拝される方が多いと思いますが、敷地の広さ、建造物の規模だけ言えば、寂光院は、三千院とは比べ物にならないくらい小さく地味です。
しかし、遥か遠い昔の歴史に思いを馳せ、普段は考えないような事を考えさせてくれるきっかけを貰え、訪れて良かったを思わせてくれたお寺でした。
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by kansukenator1 | 2016-10-21 23:49 | 散歩/旅行 | Comments(0)

京都小旅行Part③宝泉院&音無の滝@大原

三千院を堪能した後は、周辺の寺院に足を運びます。
三千院の参道を北に歩くと、実光寺、勝林寺、宝泉寺など、歴史のある寺院がありますが、全部参拝してたら、時間も掛かりますし、拝観料もばかにならないので、実光寺と勝林寺は外観から眺めるに留め、一番奥に佇む宝泉寺を拝観する事に・・・。
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宝泉院は勝林院の小院で、「声明(しょうみょう)」と言う仏教の経典に節を付けて唱える仏教音楽の道場の1つだそうです。
創建年代は明らかではないようですが、現在のような建物は室町時代に建てられ、江戸時代初期に再建されたと考えられているそうです。
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小さな寺院にも拘わらず、拝観料が800円と三千院よりも高くて少々驚きましたが、これは抹茶と和菓子が付いた価格と言う事でした。
抹茶を戴きながら、時を忘れ、穏やかな気持ちで、遠くに見える山々や、四季折々に表情を変える庭園の美しさを鑑賞して貰おうと言う趣旨なのでしょうね。
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山門を潜って境内に足を踏み入れます。
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靴を脱いで客殿に上がり、廊下を進むと、「盤桓園」と呼ばれる宝泉寺自慢の庭園と、「五葉の松」と呼ばれる巨大な松が目に飛び込んで来ます。
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「五葉の松」は、近江富士を模ったと言われ、樹齢は、何と、700年を超えているとの事。
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高くそびえるどっしりとした幹、太く長い枝を横に大きく広げた堂々たる姿は、大横綱の土俵入りを見ているようで、その圧倒的な存在感に度肝を抜かれます。
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また、「盤桓園」の盤桓とは「立ち去りがたい」と言う意味だそうですが、確かに、この客殿に座って、庭の景色や遠くの山々を見ていると、体の力が抜けて、ずっと、このまま、ここに居たいと思わせる雰囲気があります。
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宝泉院の本堂では、柱と柱の間の空間を額に見立てて、庭を鑑賞する為、この庭は「額縁庭園」と呼ばれています。
確かに、柱と敷居、鴨居で区切られた空間は、額縁に見えます。
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このように、癒しの空間が広がる宝泉院ですが、宝泉寺には、もう1つの顔があります。
それは、客殿の廊下にある、「血天井」と呼ばれている天井です。
関ヶ原合戦の直前、徳川側の武将数百人が伏見城で豊臣側の大軍と戦って自刃しましたが、その霊を慰める為に、血が流れた跡の残る床板を天井に貼ったものだと伝えられているそうです。
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これは、西側の庭に備えられた「水琴窟」。
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竹の筒に耳を当てると、瓶に落ちる水滴の音を共鳴音として聞いて楽しむ事が出来ますが、2つの竹の筒からは、各々、異なる音が聞こえます。
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「盤桓園(立ち去りがたい場所)」の名の通り、もう暫く、ここで、ぼっとしていたかったですが、参拝客も増えて来ましたし、次のスケジュールもあるので、ここを後にする事に・・・。
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宝泉院、小さな寺院ですが、とても良かったです。
三千院のような洗練された美の世界や芸術性、荘厳さを伴ったオーラはありませんが、逆に言うと、より人間味のある優しさや美しさ、包容力を感じ素敵な寺院でした。
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音無の滝

宝泉院を後にした後、昼食まで、もう少し時間があったので、「音無の滝」に行ってみる事にしました。
音無の滝」は、小野山の中腹から流れ落ちる小さな滝です。
参道を三千院まで戻って来、朝、三千院を目指して上ってきた山道を更に上へと登って行きます。
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途中、「来迎院」を通り過ぎ、更に山道を登ります。
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山道を15分ほどで登りきって到着しました。
が、結構、しょぼい滝でした。
帰り道すがら、年配のオバ様たちのグループから、「どうだった?」と尋ねられたので、「しんどい思いをしてまで行く価値はないのでは・・・!」と答えました。
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ちなみに「音無の滝」の名の由来は、昔、聖応大師良忍上人がこの滝に向かって声明の修行をしていると、滝の音と声明の声が同調して、滝の音が消えたと言う伝説にちなんだものだそうです。
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三千院の門の目の前にある「おのみやす大原店」と言う店で、昼食を食べ、「寂光院」に向かいます。
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ちなみに、こちらのさばの押し寿司と湯葉そばのセット、美味しかったです。
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by kansukenator1 | 2016-10-20 23:19 | 散歩/旅行 | Comments(0)

京都小旅行Part②三千院@大原

京都小旅行3日目(最終日)は、大原へ。
京都駅から地下鉄烏丸線に乗り、国際会館駅で下車、そこから大原・三千院行きのバスで行きました。
所要時間は1時間ほど。
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先ずは三千院を目指します。
三千院は、千年以上の歴史を持つ極楽浄土の寺院。
高貴な人が世俗を離れ、仏の道に入った寺であることから、門跡寺院(もんせきじいん)とも呼ばれています。
恋に疲れた一人旅の女性を歌った場所「京都・大原・三千院」としても知られていますね。
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起源は、平安時代のはじめ、僧・最澄(さいちょう)が、比叡山に延暦寺を建てた際に、薬師如来像を本尊とする「円融房」を開創したのが起こりとの事。
その後、度重なる移転を経た後、現在の地に移ったのは、今から、僅か145年前の明治4年(1871年)だそうで、「三千院(三千院門跡)」と呼ばれるようになったのは、この時からだそうです。
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バスターミナルから、呂川と言う川に沿って、山道を登って行きます。
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途中、大原の雄大な景色、タイムスリップしたような里山の景色が見えます。
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沿道には、お土産屋や飲食店、柴漬け屋などが建ち並びます。
15分程歩いて、三千院に到着しました。
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三千院の見所は?と言うと・・・。
■苔むす2つの美しい庭園、「聚碧園(しゅうへきえん)」と「有清園(ゆうせいえん)」。
■風格のある門跡寺院。
■本堂の往生極楽院(おうじょうごくらくいん)に金色に輝く阿弥陀三尊像
■四季折々の美しい自然(桜、アジサイ、紅葉など)
4つ目の「自然」は、今の季節は望めませんが、残りの3つはしっかり楽しむ事が出来ます。
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敷地が城郭のような石垣で覆われ、風格ある佇まいの三千院。
重厚な正面の門(御殿門)を潜ると、静寂な空気が流れ、気持ちが凛と引き締まります。
受付で、拝観料(700円)を支払い、靴を脱ぎ、お堂にあがります。
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案内の順路に従い、拝観して行きますが、最初に足を踏み入れた建物が、豊臣秀吉が建てたと言われる「客殿」、即ち、お客を迎える建物です。
「客殿」の室内は厳かな雰囲気が漂い、明治時代の画壇を代表する画家達が描いた襖絵や貴重な仏教美術品などを目にする事が出来ます。
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そして、この部屋から望める1つめの庭園が、「聚碧園」です。
「聚碧園」は、江戸時代の茶人・金森宋和によって作られた池泉回遊式庭園。
苔が美しい静かな庭園で、大原の里を流れる律川から水を引き、境内には清流が流れ、心地よいせせらぎの音が響きわたっています。
聚碧園と有清園の美しさは作家の井上靖が「東洋の宝石箱」と賞賛した事でも有名。
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更に、回廊を歩き、階段を上ると、法儀を行う「宸殿(しんでん)」に繋がり、お坊さんがお経を唱えていました。お坊さんの姿が見えました。
「宸殿」は、御所風の建物で、本尊に秘仏「薬師瑠璃光如来(やくしるりこう にょらい)」像が祀られています。

この「宸殿」の前に広がっているのが、二つ目の庭園、「有清園(ゆうせいえん)」。
豊臣秀吉の建立と言われる宸殿(しんでん)を囲む回遊庭園です。
縁側に腰を下ろし、庭一面、緑の絨毯を敷き詰めたかのような、美しい苔の庭園を、暫し、ぼ~と眺めていました。
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すると、暫くして、背後から、お経を唱える声が聞こえてきました。
お経を聞きながら、苔の庭を眺めている自分。
何か不思議な時間でした。
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それでは、再び、靴を履いて、庭園を散策します。
2年前に訪れた苔寺(西芳寺)より、こちらの苔の庭の方が好きかな?
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太い杉木立の中にたたずむ往生極楽院。
三千院の本堂で、藤原時代を代表する重要文化財です。
往生極楽院は単層入母屋造り、柿葺きで、中には、金色に輝く阿弥陀三尊像(国宝)が安置されています。
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あと1~2ヶ月したら、この本堂の侘びた佇まいと、苔の深い緑と、紅葉の色鮮やかな赤のコントラストが、さぞかし素晴らしい事でしょうね。
秋に来たかった!(でも、秋は激混みでしょうね!)
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大海原のような見事な杉苔に覆われた美しい庭。
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天に向かって真っ直ぐに伸びた京都・北山杉。
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絵画のような美しい庭園です。
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と思ったら、一面の杉苔の所々に可愛らしい「わらべ地蔵様」の笑顔が拝観者を温かく迎えてくれます。
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三千院には、観音様だけではなく、弁財天様もいらっしゃいます。
弁財天さまはインドの古代神話に登場する女神で、芸能や財産の神さま。
弁財天さまはお堂の中に祀られていることが多く、こちらのように外に立っている弁財天様は珍しいそうです。また、三千院の弁財天様は、妙音福寿大弁財天という正式名称があり、「京の七福神」の一つとされているそうですよ。
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さて、1時間弱、三千院を堪能した後は、周辺のお寺に足を伸ばす事とします。。
1番乗りだったので、この間、参拝客は、我々以外に誰も居らず、この素晴らしい庭園を独り占め(正確には2人占め)と言う、この上ない贅沢な時間を過ごさせて戴きました。
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by kansukenator1 | 2016-10-19 23:40 | 散歩/旅行 | Comments(0)

京都小旅行Part①京都迎賓館一般公開

京都小旅行2日目、GWの試験公開を経て、この夏から通年公開となった京都迎賓館に足を運んで来ました。
お恥ずかしい話ですが、これまで、「京都御苑」と「京都御所」と「京都迎賓館」の存在がイメージとしてごっちゃになっていましたが、今回、ここを訪れた事で、初めてクリアになりました。
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京都御苑は、もともとは天皇家のお屋敷や200余りの公家屋敷を抱える敷地だった場所であり、今は市民に無料で開放されている広大な公園となっている場所。
「京都御所」は、「京都御苑」の中にある東京に遷都されるまでの間、歴代天皇が住まわれたお屋敷。
そして、「京都迎賓館」は海外からの賓客をおもてなしする為の迎賓施設。
いやいや、小学校低学年レベルの知識ですが・・・。
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東京の迎賓館赤坂離宮の一般公開も大変な人気のようですが、京都迎賓館の人気も負けていないようです。
参観方式は、自由参観方式とガイドツアー方式の2種類があるようですが、9月は全てガイドツアー方式での参観となっているようです。
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さて、今回の京都小旅行はですが、1日目お墓参り、2日目京都迎賓館、3日目大原散策と、1日1MENUに絞り、あとはその時の気分で適当に・・・、
と言う具合に、ゆったりと余裕を持ったスケジュールで臨みました。
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2日目のこの日も、京都迎賓館参観しか予定を入れていなかったので、本来は余裕の筈でした。
しかし、ネットによる前売り券を取り損ねた為、現地で並んで当日券をゲットしなければならなく、朝から慌ただしく動かなければならない羽目になってしまいました。
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参観にあたっては、1日の入場枠は750人、ガイドツアーは1グループ30人(参観時間60分前後)、15分刻みで指定の順に回る等、いろいろ細かな規制が設けられているようです。
当日券は、早い者勝ちで、この日は300名限定で、30名×10グループと言う枠だと言う話を並んでいる時に係員のおっちゃんから聞きました。
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確実にチケットを確保する為には、そして自分の希望する時間帯のチケットを手に入れる為には、少しでも早い時間に列に並ぶ必要があります。
集合場所は、京都御苑内の京都迎賓館の西門前。
11時より整理券配布と言う事でしたが、我々が到着した9:45には、既にこのような列が出来ていました。
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1時間並んで、何とか12:30からのチケットをゲットする事が出来ました。
指定された集合時刻12:00までは約1時間。
京都市役所前の旧島津製作所本社をリノベーションしたレストラン「Fortune Garden Kyoto」で駆け足でランチを取り、ぎりぎり12;00に戻って来ました。
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集合すると、建物の地下へ誘導されます。
そこで、1人ずつ、空港さながらに金属探知機で手荷物検査が行われた事に先ず驚きました。
検査を通過した手荷物はコインロッカーに預けなくてはなりません。
そして、カメラ撮影等に関する注意事項の説明を受け、再び地上に戻って、参観開始です。
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と思ったら、ここでも、まだ中に入れて貰えず、靴をロッカーに入れ、スリッパに履き替えます。
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そして、「京都迎賓館は、日本の伝統的な住居である入母屋屋根と数寄屋造りの外観をいかし、築地塀を巡らせた品格ある佇まいである事や、外装・内装、調度品には、随所に京都の伝統的な技が施されているので注目して参観して欲しい。」と言った説明を受けます。
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そして、今度こそ、館内へ足を踏み入れます。
長い廊下にグレーのカーペットが敷かれています。
我々はスリッパに履き替えましたが、海外からの賓客は靴のまま受け入れるそうで、こちらの廊下は、ハイヒールの女性がガンガン歩いても傷が付き難い特殊な素材で作られているんだそうです。
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聚楽の間(じゅらくのま)

晩餐会などが行われる際に、ゲストの待合室として使われる部屋です。
聚楽とは、集った人達が、心安らかに過ごせるように願って名付けられたものだそうです。
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椅子の布地は「西陣織」、八角形のテーブルは側面に竹カゴを作る際に用いられる「編組(へんそ)」と言う技法で編まれています。
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千代結のデザインの「釘隠(くぎかくし)」
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夕映の間(ゆうばえのま)

大臣会合などの会議や賓客の歓迎セレモニー会場などに使用される夕映の間。
「夕映の間」という名は、日本画家・箱崎睦昌氏の原画を基に製作された東西2つの壁を彩る綴織り(つづれおり)の題名に由来するそうです。
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西側の壁に飾られているのが愛宕山の夕景を描いた「愛宕夕照(あたごゆうしょう)」。
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東側の壁に飾られているのが比叡山の夕景を描いた「比叡月映(ひえいげつえい)」。
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それぞれから一文字を取って、「夕映の間」と言う名称にしたものだそうです。
見所は、山の稜線は境界線を目立ち難くする為に、色を入れずに縦糸と縦糸の間に出来る隙間で色調を崩さないように「ぼかし」を表現しているところ。
「比叡月映」は374色、「愛宕夕照」は325色もの糸が使われているそうです。

織物の向かって左にある鎚起(ついき)という引手の金物です。
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部屋の正面奥の箱庭?
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外を見ると、石を配した池と、池に掛けられた「廊橋」が見えます。
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藤の間(ふじのま)

藤の間は、京都迎賓館の中で最も大きな部屋であり、洋食の晩餐会や歓迎セレモニーなどの会場として使用されている部屋。
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正面に飾られた幅16mに渡る巨大な綴織りの織物は、日本の四季折々の草花が39種類も描かれた西陣織の麗花。
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部屋の一部には、晩餐会用のテーブルセッティングを再現したコーナーもありました。
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また、日本舞踊や能などの伝統芸能を披露出来る舞台も併設されています。
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舞台扉に描かれている繊細な装飾は、截金(きりかね)と言う技法で描かれたもの。
幅0.2~1mmに截(き)った細い金箔やプラチナ箔を縦3m×横8mの舞台扉に貼り付けてゆくのだそうですその数、本数にして、なんと約30万本と、気の遠くなる数です。
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天井の「光天井」は伝統工芸の京指物と和紙でできた行灯風の灯りです。
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これは、「錺金物(かざりかなもの)」と言う建築各部に用いる補強と装飾を兼ねた金具。
釘隠、襖の引き手等、天井金物にも活用されとの事。
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こちらは、「藤の間」から見える池と「廊橋」。
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桐の間(きりのま)

藤の間が洋食を提供する晩餐室であるのに対し、桐の間は和食を提供する晩餐室。
日本舞踊や箏曲などを観ながら、本格的な京料理で賓客をおもてなしするそうです。
56畳の部屋に敷き詰められた畳は、京都迎賓館の為に栽培されたイグサを使い、畳職人が一針一針手縫いで編み上げた「中継表」と言う技法で作られたものだそうです。
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部屋の中央にある座卓は、長さ12メートル、1枚仕上げの漆塗の座卓。
砥石と炭を交互に使い、何度も何度も研磨する事で、周りの景色が座卓に映り込む程の美しい光沢の塗りが完成するそうです。
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ちなみに、座卓の下は海外の賓客に優しい掘りごたつになっています。
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ところで、「桐の間」という名は、部屋の主要な装飾モチーフが、日本国政府の紋章であり、京都迎賓館の紋章でもある「五七の桐」であることに由来しているとの事です。
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そう言われてみれば、、部屋のあちこちに、この紋章が施されています。
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「桐の間」からも、美しい庭園と池に掛かる「廊橋」が見えます。
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廊橋&庭園


最後に「廊橋」を渡ります。。
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色々な部屋から遠めに見ていたあの「廊橋」です。
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「廊橋」の左右には池と美しい庭園を愛でる事が出来ます。
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そうそう、「廊橋」の天井にこんな遊び心が隠されていました。
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めっちゃ気付き難いですが、昆虫四匹(とんぼ、こおろぎ、ばった、すずむし?)の透かし彫りです。
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そして、池に浮かぶこの和船、記憶にありませんか?
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ブータン国王ご夫妻がこちらを訪れた際に、この和船に乗って向こう岸の部屋に向かった、あの舟です。
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ここで参観は終わり、再び、地上に戻って来ました。
我々は西門から入って来ましたが、前方右手奥に見える門が正門なんですね。
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約1時間の参観でしたが、結構、疲れました。
初めて見るもの、初めて聞く事ばかりで、普段はこのような高尚な世界とは無縁の世界で生きている人間なもので・・・。
文化とは何か?芸術とは何か?皇室とは何か?
歴史、文化、芸術、皇室、国際交流、等、色々、考えさせられました。
良い経験をさせてもらいました。
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最後に、今回、勉強した事を備忘録として・・・。

京都御苑は、京都市の中心部に位置し、京都御所と仙洞御所、大宮御所を包含する東西700メートル、南北1300メートル、総面積は92ヘクタールに及ぶ広大な緑地で、環境省の管理する国民公園。
そう言われてもピンと来ませんが、その広さは東京ドーム19個分に相当するそうです。

京都御苑の地には、江戸時代には200余りの公家屋敷が立ち並んでいましたが、明治に入り、東京遷都に伴い、多くの公家が東京に移り住むようになり御所周辺は急速に荒廃して行きます。

これを見かねた明治天皇の指示に基づき、軒を連ねる旧公家屋敷の空家の撤去と跡地の整備を開始した。

これが京都御苑の始まりでだそうです。

おしまい!
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by kansukenator1 | 2016-10-19 18:05 | 散歩/旅行 | Comments(0)

美意識に貫かれた非日常の空間で戴くモダン京都イタリアン!THE SODOH HIGASIYAMA@京都

京都画壇を代表する画家「竹内栖鳳」が昭和4年に建てた旧邸宅をリノベーションしたレストラン。
レストランだけでなく、ブライダル、各種パーティー、会議会場等にも対応しているようです。
1週間ほど前に予約を入れ、京都旅行初日のディナーで伺いました。
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地図を見ながら辿り着いた先は高台寺や八坂の塔にほど近い観光客で賑わうエリアにあり、過去、何度も、この前を通り過ぎていたところでした。
その度に、その圧倒的オーラを放つ重厚な門構えとエントランスを見て、「何の施設なんだろう?どこかの大企業の接遇施設かなぁ?」なんて思っていました。
まさか、一般に開放しているレストランだとは思いませんでした。
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正装したスタッフに案内され、重厚な門を潜ると、曲がりくねった緩やかな上り坂の石畳のアプローチが・・・。
そして、その先には、静寂に包まれた1700坪の広大な敷地が広がっていました。
敷地は竹林や四季折々の草花が植えられた美しい庭園となっており、松明が焚かれるなど、ひとたび、敷地内に入ると、周辺の喧騒を完全に遮断した別世界が広がっています。
そして、アプローチの先で待機していたスタッフに案内され、レストランのある正面の建物に向かいます。
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建物の中は、ダイニング、キッチン、廊下、内装、調度品、どこを見ても、歴史とモダンをうまく調和させた美意識に貫かれたセンスの良い空間が演出されています。
八坂の塔を眺めながら食事が出来る個室もあるそうです。
建物全体もそうですが、ダイニングは照明を極限まで抑えており、庭の松明の炎が幻想的な雰囲気作りに一役買っています。
でも、ここまで暗くしなくても良い気もしますが・・・。
松明の炎がなかったら、何も見えない程ですから。(ちょっと、大袈裟?)
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ディナーのコースは下記の3種類。

Tasting Course(4,000円)
  ・・・開業以来、顧客から好評を博している、お店を代表するアラカルト料理で構成したコース

THE SODOH(5,500円)
   ・・・クラシカルなイタリアンをベースにした上で、お店が伝えたい「今」を取り入れた旬のコース。

Finest89,000円)
   ・・・吟味した食材本来のおいしさを大切にしながら、お店の拘りが随所に散りばめられた和モダンのコース
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店名を名乗った「THE SODOH」をお願いしました。
それと、お腹の許容量が心配でしたが、サイドMENUにあった好物のオニオングラタンスープがどうしても気になり、1皿だけ注文し、2人でシェアする事にしました。
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以下がコースの内容です。

フォカッチャ

・・・仄かにローズマリーの香りが・・・。
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戻り鰹のスモーク 柿とウイキョウ

・・・スタートは旬の戻り鰹。
・・・茄子のピューレのオレンジソースで戴きます。
・・・写真がボケボケですが、香しい薫香、とろける鰹の脂、幸先の良いスタートです。
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フォアグラのソテー 九条葱のズッパ

・・・九条ねぎの美しいグリーンのスープの上に、ソテーしたフォアグラを浮かべ、その上に香ばしく揚げたペコロスのオニオンリングがトッピングされた一皿。
・・・素材の良さ、調理の丁寧さが感じられ、非常に美味しく戴きました。
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秋刀魚と花びら茸 フレッシュトマトのバベッティーニ

・・・Primo.1皿目は、秋の食材、秋刀魚と茸をフィーチャーしたパスタが登場。
・・・麺はリングイネかと思っていましたが、バベッティーニと言う麵だそうです。
・・・上品な酸味を持ったフレッシュトマトのソースの美味しさと、花びら茸のコリコリした食感が印象的なパスタでした。
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京丹波産 和栗のニョッキ

・・・Primo.2皿目は、これまた秋の食材、和栗を中に包み込んだニョッキ。
・・・あまり栗の味が感じられず、砕いた胡桃が振りかけられたキャラメル味のソースが甘いものが苦手な自分にはちょっと・・・、でした。
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オニオングラタンスープ

・・・壷のような器の周りに焦げて溶けたチーズがこびり付いた見た目からして、美味しさが溢れ出しているように感じます。
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・・・器の中にスプーンを入れるとオニオンの量の多さに驚かされます。
・・・お味は、甘くとろけるタマネギの旨み、こくのあるスープ、濃厚なチーズが三位一体となって、言う事なしの美味しさ!オーダーして本当に正解でした。
・・・チーズは、パルミジャン・レッジャーノではなく、グラナ・パダーノを使っていると言っていました。
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バルバリー鴨とアンディーブ ペヴェラータソース

・・・この鴨は身がやや固く、肉の旨みもあまり感じられなかったかな・・・? ソースは美味しかったですが・・・。
・・・逆に、脇役の香ばしく焼かれたアンディーブが美味しかったです。
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タルトタタン ヨーグルトソルベ
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コーヒー
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これだけの雰囲気、行き届いたサービス、拘りの食材を使い手間暇掛けた質の高い料理の数々、これらをこの価格で提供されている事に驚かざるを得ません。
ランチは、1,500円からと更に驚きです。
大企業の接遇施設か高級会員制倶楽部かと思っていたコチラが、こんなに敷居の低いレストランとは全く想像出来ず、良い意味でのギャップを感じました。
ディナーは部屋が暗くて、料理の彩りを楽しみ難かったですが、次回は、柔らかな日差しが差し込む明るい部屋で、庭の景色と料理の美しさを楽しみながらのランチを味わってみたいです。
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THE SODOH 東山
京都市東山区八坂通下河原東入八坂上町366
075-541-3331
11:00 ~ 14:30(14:30)平日のみ
17:30 ~ 23:00(21:30)
BAR 20:00 ~ 24:00(23:30)
無休
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by kansukenator1 | 2016-10-11 23:17 | イタリアン | Comments(0)