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パコ・デ・ルシアが亡くなった夜に!バー・ヘミングウェイ@東心斎橋

此方の存在を知ったのは、3年程前、所要で大阪に行く事になり、京橋、心斎橋辺りで、「良いお店ないかな~」と調べていた時。
その時、ヲイラの琴線に響いたのが、此方の「バー・ヘミングウェイ」と、もう1店「Wine Bar Base」でした。
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結局、その時は、両店共、伺う事が出来ず、その後も大阪を訪れる度に、チャンスを窺っていましたが、機会に恵まれず、片想い状態が続いておりました。
そんな経緯の中、3年越しの思いが叶ったのが今年の2月末。
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ホテルのチェックインを済ませ、店に電話を入れ席を確保した後、ホテルのPCで地図を確認。
すると住所がビルの1Fと表示されていました。
自分の記憶だと、確か、ビルの5Fか6Fだったはず。
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スマホに保存してあった住所を確認すると、東心斎橋1丁目まで同じなので、近所に引越したみたいです。
PCで地図を確認しなければ、この古い住所でお店を探し、あわゆく迷子になるところでした。(汗)
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ホテルから歩く事、10分程、ありました、ありました、憧れの「バー・ヘミングウェイ」です。
カウンター席が10席有るか無いかくらいの小さなお店でした。
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しかし、もうここで、何年も営業しているような風格が漂っていました。
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それも、その筈。
此方の創業は1998年と言いますから、今年で16年を迎える老舗です。
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スペインのビール「マオウ」を飲みながら、店の移転の件を尋ねると、前々から、本場スペインのバルのような路面店をやりたかったのだそうです。
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昼でも夜でも、誰もが気軽にぷらっと入って来れて、コーヒー1杯だけ飲むも良し、、軽く食事するも良し、ピンチョス摘まんでシェリー飲むも良し、と言ったまさに本場のバルのような店をねと・・・。
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確かに、それはビルの6Fの店舗では出来ませんよね。
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それで、この地に移転し、リニューアルオープンしたそうです。
そして、その言葉通り、新しい店舗になってからは、夜だけでなく、午後3時から営業しているそうです。
良いですねぇ~、明るいうちから、ピンチョス摘まんでシェリー傾ける休日なんて!最高ですねぇ!
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話が、前後しますが、何故、ヲイラが、此方を訪れてみたかったかと言うと、本物に触れてみたかったからです。
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オーナーの松野さんの人となりに触れてみたかったし、氏がセレクトしサービスするシェリーやワインを飲んでみたかったし、氏の人生そのものが体現化されたヘミングウェイと言うバルの世界に触れてみたかったからです。
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大阪に限らず、都内に限らず、今やスペインバルは、すっかり日本中に定着して、居酒屋のように、誰もが当たり前のように利用していますが、此方のオーナー松野さんは、そんなバルブームが起こる何年も前から、この地で本格的バルを営んでいる草分け的存在の方なんです。
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店名からも推測されるように、愛読するアーネスト・ヘミングウェイの文学に触れるうちにスペインの魅力に引き込まれ、スペインに渡ってしまった松野さん。
本場のあらゆる料理を習得し、バーテンダーとして腕を磨き(本場での受賞歴を持つ)、現地でシニアソムリエの資格を取得し、更には、本場スペインで認められたヴェネンシアドールでもある松野さん。
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料理だけでなく、ワインだけでなく、絵画、音楽等、スペイン文化の全てを愛してやまない松野ワールドを体現したのが「バー・ヘミングウェイ」なのですね。
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そして、この日は、入店して、開口一番、松野さんにエスコートして戴きながら色々なシェリーを体験したい旨お願いし、楽しませて戴きました。
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シェリーに関しては、酒精強化ワインである事と、フィノとマンサニージャくらいの単語しか知らないヲイラ。
シェリーの体系図を見せて戴きながら説明を受け、6、7種類程試飲させて戴きました。
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しかし、土地や畑で体系化出来るブルゴーニュワインや葡萄のセパージュで体系化されているニューワールドの一部の地域のワインと違い、シェリーを体系的に理解するのはメチャクチャ難しいと言う事だけが分かりました。(笑)
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楽しく飲んでいると、訃報が入って来ました。
此方の店では、スペインのテレビ番組をリアルタイムで放映しているのですが、何と、この時、スペインが誇るスーパーギタリスト「パコ・デ・ルシア」が亡くなったニュースを繰り返し報じていました。
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パコ・デ・ルシア、アル・ディ・メオラ、ジョン・マクラフリン(もしかしたらラリー・コリエルだったかも)のユニット、スーパーギタートリオの演奏は凄まじかったです。
今は無き田園コロシアムで開催された「ライブ・アンダー・ザ・スカイ」に、彼のライブを観に行った事もありました。
松野さんもパコのファンだったようで、この日、店にライブ演奏で来店していたギタリストと共に、カウンターを挟んでパコの話や当時の音楽シーンの話で盛り上がりました。
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ふと、時計を見ると、もう23時過ぎ! 入店したのが19時だったから、もう、ここで4時間も飲んで居た訳です。(汗)
さっと飲んで、次の店、また次の店と移動し、1軒の店に長居しない本場の粋なバルの使い方と違って、無粋な使い方をしてしまいました。
でも、自分としては、超楽しい時間を過ごせました。
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やっぱり、その道のプロ(=本物)は格好良いし、そう言う方の話を聞くのは本当に楽しい。
それと、ベネンシアを使って、シェリーを注ぐ松野さんの妙技も、超格好良く、一見の価値ありですよ。
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食事に関しては、この日は、ピンチョス、タパス、生ハム、チーズと摘まみ系しか戴きませんでしたが、どれもとても美味しかったです。
この豚さんを型取った木製のお皿、超かわゆいでしょう!
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しかし、此方では、バルのレベルを超えた本場仕込みの料理も戴けるようなので、次回伺う時は、是非、そうしたお料理も楽しませて戴きたいと思います。
素敵なスペインの夜でした。
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バー・ヘミングウェイ
大阪市中央区東心斎橋1-13-1 伊藤ビル 1F
06-6282-0205
15:00~24:00
無休
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by kansukenator1 | 2014-04-22 23:05 | スペイン料理、バル | Comments(0)

お洒落でCP抜群のNZ熟成肉のステーキ店!WAKANUI@麻布十番

ここ数年、日本でも、熟成肉に対する関心が高まり出していますよね。
熟成肉と言うと、祐天寺のラ.ブーシェリー・デュ・ブッパが先ず、頭に浮かぶのですが、この日は東麻布のWAKANUIへ。
六本木ヒルズの森美術館で開催中のアンディ・ウォーホル展「永遠の15分」を観た帰りに寄りました。
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此方は、ニュージーランドの食肉を世界各国に販売している企業が運営するダイニングレストラン。
アンテナショップ的位置付けもある為、同レベルのものを他店よりリーズナブルな価格で戴けるのが魅力です。
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場所は、麻布十番駅至近の閑静な住宅街に佇むビルの地下。
隣は、法務局。
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ウッディーな階段を降りて、階下に向かうと、ガラス張りの熟成庫の中でエイジング中の大きな肉塊がお客様をお迎えしてくれます。
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名前を告げると、物腰の柔らかな支配人?が現れ、席に案内されました。
地下ですが、店内は広く、テーブルの間隔もゆったり取られているので、開放感があります。
オープンキッチン、照明を落したシックでセンスの良い雰囲気ながら、適度なカジュアル感もあり、居心地の良さを感じる空間です。
入店した時は、殆ど空いていた席も、1時間程経った頃には、ほぼ満席になっていました。
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NZ産のスパークリングワインとビール(プレミアムモルツ)で喉を潤しながら、MENUに目を落します。
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扱っている食材は、肉、ワイン、チーズに関しては、全てニュージーランド産のものだそうです。
前菜は10種類程、価格は1500円前後、メインのグリル料理は、肉だけでなく、魚もあります。
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肉は、オーシャンビーフのリブアイ、牧草牛のフィレ、そして仔羊骨付きロースの3種類。
リブアイは熟成肉ですが、フィレは熟成されたものではないとの事。
これらを、紀州備長炭を使って、グリルします。
どの肉も、美味しく戴けるように、カットせず、ブロックのまま焼き上げる為、1オーダーのグラム数は大きめ。

オーシャンビーフ
・・・骨付きリブアイ:1kg(8800円)、リブカット:500g(5600円)、リブカット:350g(3800円)
牧草牛フィレ 
 ・・・500g(6400円)、250g(3200円)     
カンタベリー仔羊骨付きロース
・・・フルラック(3900円)、ハーフラック(2100円)
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リブアイは骨付きの1kgがお薦めと言われましたが、さすがに2人で1kgは無理です。
フィレもラムチョップも食べたいし・・・。
そんなこんなで、オーダーしたのは、こちら!
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     ↓
ラムチョップ(380円×2)

・・・軽いつまみの感覚でオーダーしましたが、これがメチャ旨。
ラムの臭みは皆無だし、柔らかくてジューシー。
もっと食べたいと感じた美味しさでした。
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ニュージーランド産キングサーモンの香草マリネ、イクラ添え(1500円)

・・・こちらも脂が乗った豊かな味わいで及第点。
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牧草牛 フィレ(250g:3200円)

・・・牧草だけで育てられたと言う処女牛のフィレのグリル。
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此方はエージングされていない肉ですが、肉質はしっとりと柔らかく、繊細な旨みが感じられ、とても美味。
厚切りのカットで、噛む程に旨みが増して来る感じ。
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ソースは、赤ワインベースのソース、山葵、ニンニク醤油、粒マスタードの4種類
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フレンチフライ(700円)
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オーシャンビーフ リブアイ(500g:5600円)

・・・お待ちかねの熟成肉。
太平洋の潮風を受け、NZの栄養豊富な牧草と穀物飼料で、ストレス知らずで、穏やかに育ったアンガス牛。
これを約6週間熟成させ、肉質が最高の状態に達したところを、紀州備長炭でじっくり焼き上げて供しているとの事。
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焼き上がったお肉は、1度、そのままの状態でテーブルに運ばれ、その状態を客に見せた後、キッチンに持ち帰り、カットした状態で、再度、テーブルに運ばれると言う演出です。
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フィレ同様、外側はカリッと香ばしく、中はジューシー、肉汁滴る鮮やかなピンクの断面が、完璧な
火入れを物語っています。
もともと、霜降りは苦手で、短角牛や赤牛のような赤身肉の方が好みの自分ですが、この日改めて、自分が赤身肉派である事を再認識しました。
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しかし、熟成肉初体験の連れは、もう少し、脂がある肉の方が好みのようでした。
そして、熟成香があまり感じられないとも言っていました。
確かに、熟成香はあまり感じられなかった気がします。
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総合的な感想ですが、雰囲気もCPも良く、霜降り肉信奉者の方は別として、それ以外の方にとっては、とても良いレストランだと思います。
上記の料理に、グラススパークリング×2、ビール×1、グラス赤ワイン×2で、約16000円。
ランチは、更にCPが良いらしいですし、熟成肉のバーガーも是非、食べてみたいです。
そして、昼、夜通して、色んなソチュエーションに対応出来そうで、使い勝手の良いお店だと思います。
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今回の反省は、リブアイは350gにすべきだったと言う点。
フィレと併せて、1人375gは、ちょっと無謀でした。
1切れ口にした迄は良かったのですが、その後は、2人共、戦意消失状態に陥ってしまいました。
折角の美味しいお肉をもったいない事をしました。
とは言え、予算を考えなければ、やっぱ和牛の赤身肉、短角牛や赤牛の方が好きです!
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ワカヌイ (WAKANUI)
港区東麻布2-23-14 トワ・イグレッグ B1F
03-3568-3466
11:30~15:00(L.O.14:00)
18:00~23:00(L.O.22:00)
無休
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by kansukenator1 | 2014-04-19 12:05 | 焼肉屋 | Comments(2)

絶品!青うなぎ!ランチも予約が必須です!友栄@小田原

小田原は風祭、箱根へ向かう国道1号線沿いにある「うなぎの友栄」さん。
名前は知っていましたが、これまで、特に、行こうと思った事はありませんでした。
今回、大磯の「國よし」に行こうかと思ってネットを見ていたら、此方の評判がやけに高いので、どんなものか?と3月の初め、ランチで伺って来ました。
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事前情報では、「ランチタイムは、予約が出来ず、皆さん、開店の30分以上前から並んでいる。」
「開店時間を過ぎて訪れた場合は、名前を書いて、車の中で1時間は待つ覚悟が必要。」
と言う事だったので、これは大変な店だなぁ!と思いつつも、開店時間(=11時)の40分前に到着するように出掛けました。
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ところが、お店に到着すると、車の中で開店を待つ客は1組だけで、他に誰の姿も見えません。
「まさか、休みじゃないだろうな?」と不安になって、店の入り口に近付くと、程なくして、店員さんが出て来られ、中で入れて下さいました。
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そして、店の中には、既に、大勢のお客さんが席に着いているではあ~りませんか・・・。
これはどう言う事?ときょとんとしていると、「ご予約のお客様ですか?」と尋ねられ、そうでないと答えると、「申し訳ありませんが、合席で宜しいでしょうか?」
と問われました。
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聞くと、ランチタイムでも予約を受け付けているどころか、予約なしでは、入店が難しいのが実情らしいです。
いやはや、全く、ガセネタを掴ませられました。
でも、入店出来て、ラッキーでした。
たまたま、数席空いていたので入店出来ましたが、そうでなければ、車の中で1時間待つところでした。(そこだけは正しい情報でした)
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ところが、オーダー時、また事前情報との違いが発生。
事前情報では、「青うなぎ」が看板の此方ですが、稚魚不足から、止むを得ず、「青うなぎ」以外の鰻も一部使用する運用に切り替えていると言う情報です。
その為、どうしても「青うなぎ」を食べたい人は、事前に、電話で「お取り置き」をお願いしておくのがBetterと言うもの。
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そこで、オーダーの際、「青うなぎ」は未だありますか?と尋ねたところ、「ございますよ。うちは全て青うなぎを使用しています。」と言う答えが返って来ました。
このギャップは、どう言う事なのか、頭の中が○?×?△?になってしまいました。
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「肝焼き」と「白焼き」で軽く摘まんで、「うな重」で〆ようと考えていましたが、この日は、「牡蠣の煮凝り」がお薦めとの事でしたので、それもお願いしました。
夜、車を運転しなければならない用事があったので、飲物は「ノンアルコールビール」で我慢です。
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牡蠣の煮凝り(500円)
 生姜の香りがほんのり漂う旨みの効いた出汁に包まれたぷりっとした大粒の牡蠣
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肝焼き(840円)
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 この肝焼きがめちゃ旨でした。
 勿論、臭み等皆無、山葵味とタレの2種類がありましたが、タレにして正解。
焼鳥は塩派のヲイラですが、この肝煮のタレの美味さは半端無かったです。
 卵黄を溶かすと、更に美味さが倍増。
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白焼き(3675円)
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 塩はやや少なめ、身は肉厚、脂が乗って、旨みたっぷり、ふわふわ食感の白焼きです。
 山葵醤油、山椒味噌、柚子胡椒で食べ比べ。
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上うな重(3780円)
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 そして、上うな重の登場です。
と言っても、「うな重」は、「上うな重」しかありません.
 蓋を開けると、これまたボリューミーでグラマラス・ボディーの美人鰻ちゃんがテカテカの顔をして並んでいます。
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初めて食べる「青うなぎ」、旨い!旨いです!
 マグロの大トロを食べているような感じでした。
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食事を終えて店を出たのが12時過ぎでした。
その時、ふと思ったのですが、平日、休日問わず、毎日、午前11時前に、こんなに大勢の人達が此方の店を訪れ、皆さん、最低でも1人4000円近くの食事をしていると言う事。
それも、客層は年齢構成高めで、しょっちゅう来ている常連客っぽい人が多い感じでした。
それって、結構、凄くないですか?
時間的な余裕、金銭的な余裕共に・・・。

まあ、それは兎も角、お店の方々の対応も、気取りのない家庭的な明るさと優しさが感じられ、とても良い店でした。
それも、此方の人気の秘密なのかも知れません。
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友栄
小田原市風祭157
0465-23-1011
11:00~14:30
17:00~20:00
休み・木・金曜
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by kansukenator1 | 2014-04-15 23:36 | 和食 | Comments(0)

アンディ・ウォーホル回顧展「永遠の15分」@森美術館

2月1日から5月6日迄の会期で、六本木ヒルズ、森美術館で開催中のアンディ・ウォーホル回顧展「永遠の15分」。
ウォーホルと言えば、言わずと知れたポップアートのスーパースター。
ポップアートに興味のない人でも、その名前くらいは聞いた事があると思います。
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20世紀の後半、時代背景の変化と共に次々とスタイルを変え、活動の場を広げ、ポップアートに限らず、デザイン、絵画、音楽、映画等、ジャンルを超えて、芸術全般で世界に大きな影響を与えた彼。
ヲイラも、勿論、リアルタイムではありませんが、音楽にのめり込んでいた若かりし頃、ポップアートに刺激を受けた時期があり、ウォーホルが創り出した作品や彼に纏わる書籍や映像を幅広く体験して来ました。
そんな青春の思い出?とも言えるウォーホルの個展が国内史上最大級の規模で行なわれるとの事で、森美術館に足を運んで来ました。
そして、この企画展、森美術館の10周年記念展でもあるのですね。
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伺ったのは、3月の半ば。
週末と言う事も手伝ってか、現地に着くと、想像を超える凄まじい盛況ぶりで、入場を待つお客の列は、美術館エントランスのあるフロアから溢れ出し、エントランスに続く廊下、更に階段の下、外まで続いていました。
我々は、前売り券を買っていたので、すんなり入れましたけど、当日券の人は、1~2時間は待たなければ入場出来ない感じでした。
確かに、大物アーティストですが、今もこんなに人気だとは驚きでした。
しかも、若い人が多い。
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今回の個展は、ピッツバーグにあるアンディ・ウォーホル美術館が所蔵する彼の初期から晩年に至る約400点の作品の他、彼が日々の生活の中で使用していた私物300点が展示されると言う興味深い内容。
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内容は、ウォーホルの代名詞とも言えるキャンベルスープはじめ、マリリン・モンローやエリザベス・テイラー等を描いたお馴染みの「世界の肖像シリーズ」、マドンナやスタローン等、世界のセレブをウォーホル自身が撮影したスナップ、「ヴォーグ」誌を飾ったブロッテド・ライン(しみつきの線)を使った作品、「ブリロ」や「ハインツ」等の段ボール箱を本物そっくりに再現した彫刻作品、等々と盛り沢山ですが、まだまだ、これでは終わりません。
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晩年のバスキアとのコラボ作品、更には、ニューヨークのエンパイア・ステート・ビルを長時間にわたって定点撮影した「エンパイア」を含む25本もの実験映像の上映と、これでもか!と言う充実の内容。
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そして、極め付きは、ニューヨーク東47丁目231番地にあるウォーホルの仕事場であり、アンダー・グラウンド・カルチャー・シーンの拠点として気鋭の芸術家達の溜まり場でもあった「シルバー・ファクトリー」が、ほぼ原寸大で再現されている点。
昔、何かの映像で、様々のジャンルの若い芸術家達が、この「シルバー・ファクトリー」に自由に出入りし、酒を飲み、音楽を聴き、アートを創造し、刺激し合うシーンを観た事があり、すごく羨ましく思ったものでした。
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そして、ウォーホルは、自分が日常生活で使っていたあらゆるものを「タイムカプセル」と称した段ボールに保管していたそうですが、今回、それらの中から、雑誌や新聞の切り抜き、書簡、メガネや灰皿等、約300点をウォーホルのアーカイブ「タイムカプセル」として展示されているのも、本当の顔が謎と言われる生身のウォーホルが垣間見られるようで、興味深かったです。
その中には、雑誌や浮世絵等、日本に関するモノも多数展示されていて、更に親近感が沸きました。また、個人的には、「2つのマリリン」が見れた事は、収穫でした。

5月の連休は、激混みが予想されるので、興味のある方は、4月中に覗いて見ては如何でしょうか。週末に行かれる方は、前売り券を買って行った方がスムーズです。
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by kansukenator1 | 2014-04-12 23:08 | MUSIC/アート | Comments(0)