今年の春、ほぼ時を同じくして、人気レストランのシェフ2人が姿を消しました。
その1人が、
元ル・ジュー・ドゥ・ラシエットの下野昌平シェフ。
2008年8月に初訪問して、その独創的な料理と、驚くべきCPの高さに感動した
フレンチ・レストラン「ル・ジュー・ドゥ・ラシエット」。
今年の3月初め、あの感動をもう一度と思い、予約を試みたところ、
下野シェフは3月一杯で辞められるとの事で、非常に驚いたと同時に、愕然としたものでした。
しかも中村支配人も同じく3月一杯で辞められると言う事で・・・。
ちょうど、堀江シェフがラ・グラディスカを去るとか、去ったとか言う情報が流れた時期と近く、
悪い事は2度あるものだと思ったものでした。
堀江シェフは、日本人として初めてイタリアでミシュランの一つ星を獲得した名シェフ、
そして下野シェフも、タイユバン、トロワグロ等で活躍された後、ル・ジュー・ドゥ・ラシエットをミシュラン東京で見事一つ星に導いた名シェフです。
何故、こう言う事になったのか、オーナーとの方向性の違いなのか、詳しい理由は分かりませが、
お2人共、多くのファンから高い評価を受け、愛されていたシェフであっただけに残念でした。
ところが、最近、その下野シェフに関する嬉しい情報をキャッチしました。
シェフは、同店を辞めた後、郷里の山口に帰り、再起に向けた充電生活をされていたそうですが、
新しい店の立上げメンバーが固まり、店舗の目途も付きつつあるとの事です。
そして、そのメンバーには、一緒に辞められた中村氏がソムリエとして参加されるとの事。
と言う事は、そう遠くない時期に、あの素晴らしいお料理に再会出来ると言う事です。
んー、何だか、すっごく嬉しくなってきました。
頑張れ!下野シェフ。
表示の写真は、昨年8月にランチでお邪魔した時のものです。