とあるお鮨屋さんにて。
まだ外も明るい6時前に入店し、友人とぐたぐた、5時間も呑んだくれていた5月の週末。
お客さんも少なくなってきた11時頃、大将が「これ呑みます?」
と言ってカウンターの上にドカンと置いた一升瓶は、
何と前から1度は呑んでみたいと思っていた幻の焼酎「森伊蔵」じゃあーりませんか。
勿論、断る理由など、ある訳ないでしょ。
お酒が好きな人なら、知らない人はいない幻の焼酎です。
鹿児島の紫芋を使い、昔ながらのかめ壺でじっくり熟成発酵させ、
上品で深みのある芳醇さと柔らかな旨みを備えた絶妙のバランスを持った名品と言われています。
しかし、生産量は限定されている上に、店頭販売は殆んどしてない為、
そう簡単に手に入れられる代物ではありません。
購入方法は大きく3つ。
1)蔵元に直接電話
・・・・電話で申し込み、月1回の抽選で当選すれば購入できます。
但し、倍率は数百倍に上るそうです。 商品の発送は2ヵ月後。
2)日本橋高島屋、玉川高島屋での購入
・・・来店し、申込み用紙で応募し、月1回の抽選会。 倍率は10数倍程度。
3)オ-クションでの購入
・・・但し、取引価格は定価の10倍以上とも。
隣に映っているのは、森伊蔵、村尾と並んで「3M」と言われている「魔王」ですが、
こちらは何度か呑んでいるので興味なし。
そして、念願の森伊蔵を、とうとう口にする幸せの瞬間を迎えました。
なのに、なのに、、既にビール、焼酎、日本酒と飲み倒し、
へべれけになっていたヲイラ。
どんな香りだったか、どんな味わいだったか、殆ど記憶が残っていません。
ただ、呑んだと言う記憶と、2枚の写真が残っているだけです。
あ~、何て惜しいことをしたのか・・・。
後悔しても、時、既に遅しです。
やっぱ、酔っ払いは、本当に駄目ですなぁ!