ランチはやや中途半端!でも夜は良い感じでした!立ち呑み三ぶん@東銀座

昨年末、この辺りを歩いていた時、杉玉を吊るした小奇麗な店舗の玄関先に沢山の胡蝶蘭が飾られている光景が目に入って来たんです。
何のお店だろう?と近付いてみると、「三ぶん」と書かれた表札が・・・。
そして、胡蝶蘭の鉢植えには「祝・ビブグルマン!」と書かれた札が掛けられていました。
良さそうなお店なので、忘れないようにとスマホで店名を撮っておいて、後でネットで調べたところ、オープンから2年も経っていない立ち呑みの割烹店でした。
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場所は地下鉄東銀座駅から徒歩2分ほどの好立地ながら、大きな看板を出している訳ではないので、歩いていても気付き難いかも知れません。
最初に伺ったのは、それから1ヵ月程経った1月半ばの昼でした。
小さな間口の格子戸を開けると、L字型のカウンター席が12席程の小さな店舗。
しかし、佇まいはお洒落で、シック。
先客は2人連れのサラリーマン1組のみ。
夜は立ち飲みですが、昼は椅子が並べられており、お陰で、座ってゆっくり食べる事が出来ました。
とは言え、店内はかなり狭く、荷物を置く場所も狭く、更に、椅子の後ろを人1人歩くのもギリギリと言ったスペースです。
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昼のMENUは、「昼ご膳(1400円)」と「海鮮丼(1800円)」の2種類と謳われていますが、基本は「昼ご膳」のみで、「海鮮丼」は良いネタが仕入れられた日のみMENUに乗ると言う事でした。
そして、この日、海鮮丼はありませんでしたので、選択肢なしで、「昼ご膳」と相成りました。

<この日の昼ご膳(1400円)>

・刺身(まぐろ3切れ、さわら2切れ)
・焼き物(鰤)
・フキの甘辛煮
・紫蘇の佃煮
・ご飯
・大根の味噌汁

刺身も旨いし、鰤の塩焼きも旨い、ご飯もちょっと固めな炊き加減でこれも旨い。
でも、1400円と言う価格が微妙です。
良い素材を使用している事も分かりますし、場所も銀座だし、これで1400円なら安いじゃない!
と言う人も居るかと思います。
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でも、サラリーマンやOLの毎日のランチ価格としては高めな気がしますし、プチ贅沢なランチをしよう!と言う向きには逆に物足りない!
界隈のイタリアンやビストロには、1000円くらいで、もっと満足感が得られるお店が沢山ありますからね。
あと、サービス業にも拘わらず、全く愛想のない接客スタンスにも改善の余地があるように思いました。
尚、ランチMENUを提供しているのは平日のみで、土日祝日は昼から「立ち呑み割烹」となるそうです。
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<夜編>

昼に伺い、美味しい事は間違いないものの、価格面も含めて、やや中途半端な感が拭えなかった初回訪問時の印象。
と言う訳で、間を置かず、数日後の日曜の夕方に再訪して参りました。
ちなみに、土日祝日は、ランチMENUはなく、昼から「立ち呑み割烹」スタイルで営業されています。

格子戸を開けると、水商売風の女性3人連れの他、若い女性の1人客、ヲイラと同じ1人飲みのオヤジ達でほぼ満席状態でしたが、一番奥に1人分のスペースを空けて頂き、滑り込みセーフ。
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取り敢えずの生ビールを注文すると、「飲む前に食べて下さい」と、小さな器のお粥が供されました。
中にほぐした魚の身が入っていて、これが結構美味しい!
尋ねたところ、「ひらスズキ」のお粥だとか・・・。
悪酔い予防でしょうか?
だといたら気が利いたサービスです。
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グランドMENUのようなものはないようで、お酒も料理も、黒板に書かれている中から選んで注文するスタイル。
日本酒は純米酒を中心に10数種類のお勧め銘柄が用意され、価格はどれも、6勺一律500円。
料理も、300円、500円、600円、700円~1,200円と明朗会計。
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また、黒板には各々の魚の獲れた産地も明記されており、立ち飲み屋と侮れない拘りが感じられます。
一皿の量を少なくして、単価を控えめに設定し、色々な種類の料理を注文し易くしているこのシステムは、食いしん坊にはとても嬉しいシステムです。
「魚は全て天然ものです!」と書かれた貼り紙が目を引きます。
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料理は、珍味、軽めの定番の酒の肴から、刺身、焼き物、揚げ物、鍋もの、更にはステーキ等の肉料理まで実に種類豊富。
刺身は数量限定ですが、「一切れ100円での提供」と言うサービスMENUもありました。
そして、MENUの中には、ふぐ、くえ、すっぽんと言った高級食材の名も連ねられており、何を注文するか目移りしてしまいます。
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この他、この日は、黒板に書かれていないMENUとして、「カマスの塩焼き」、「カマスの押し寿司」、「佐賀県いろは湾の生牡蠣」等々があるとの事でした。
これだけのMENUをバックヤードを含めて3人で切り盛りしているので、カウンターに立っている板さんの顔は終始引きつりっ放しで、やや無愛想!
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ビールを飲み終えたところで、黒板に書かれた日本酒の銘柄に目をやりますが、普段、殆ど日本酒を嗜まない自分には知っている銘柄が1つもありませんでした。汗
ビールで通しても良いところでしたが、コチラは美味しいお酒と美味しい肴の組み合わせを楽しむ為のお店でしょうから、ビールばかり飲んでいるのも無粋。
そこで、注文した料理と相性が良く、且つ個性の異なる銘柄を板さんにチョイスして貰う事に・・・。
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そして、この日、戴いた料理は、この3品。
       ↓
刺身盛合わせ(1200円

内容は、鰤×3切れ、メジマグロ×3切れ、鯛昆布締めの3種類。
醤油は香川県小豆島の「鶴醤」と言う再仕込み醤油。
そして、刺身には、塩、カラシ、ワサビが添えられていました。
白身は煎り酒で、マグロは塩とカラシで食べるのがコチラのお勧めとの事。
要は、「魚は全て天然ものです!」と謳っているように、刺身自体の美味しさを味わって欲しいので、「ワサビ醤油で食べて欲しくない!」と言う事だと思います。
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自信があるだけの事はあり、ブリ、メジマグロは、純粋に魚の旨味が伝わって来る味わいでした。
そして、好物の鯛の昆布締めも美味しく戴きました。
黒板には、メジマグロ、ブリ、真鯛、すみいか、くえ、とらふぐ等の名が連ねられていたので、願わくば1種類あたりの量を少なくしても、4種類くらいの盛合わせにして戴ければ尚良かったです。
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佐賀県いろは島の生牡蠣

黒板には書かれていないMENUの1つで、佐賀県唐津市のいろは島と言うところで育てられた「いろは牡蠣」と言う牡蠣だそうです。
目の前に置かれた器を見た時、1つの牡蠣かと思いましたが、小ぶりの牡蠣が5~6ピース入っていました。
非常に小粒な牡蠣ですが、旨味が凝縮されていて味が濃く、非常に美味しい牡蠣でした。
レモンが添えられていましたが、レモンを絞らずに、そのまま食べてた方が美味しかったです。
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クエの小鍋仕立て(900円)

小鍋仕立ては、クエ、フグ、スッポンの3種類がありましたが、クエをオーダー。
スープは味噌仕立てで、料理場で土鍋で調理し、お椀に移して運ばれました。
クエはアラの部分だと思いますが、ほくほくした歯ごたえで、味が濃く、皮の部分はゼラチン質がたっぷりで、美味しく戴きました。
クエを使った料理は、この他に、唐揚げやムニエル等もありました。
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お酒の方は、この4銘柄戴きました。

●「五橋」純米ひやおろし(山口)
●「萩の鶴」手作り純米酒(宮城県)
●「積善」純米ひやおろしコスモスの花酵母(長野県)
●「来福」宝船特別純米酒(茨城)

飲み比べてみると、香り、口当たり、旨み、酸味など各々個性の違いが分かり、楽しいですね。
結果として、最初にお勧め戴いた”「五橋」純米ひやおろし”と言う山口のお酒が一番気に入りました。
口当たりが優しく軽快。すっきりシャープな味わいで、とても飲みやすく、ぐいぐい進んじゃう感じでした。
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ランチはやや中途半端な印象を受けましたが、夜はなかなか良い感じでした。
1人でぷらっと入って、ちょこっと摘んで軽く飲むも良し、しっかり食べてしっかり飲むも良し!
待ち合わせの時間調整にも便利なお店です。
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ところで、立ち呑み割烹と言って、思い出すのは、勝どき橋の「かねます」
まだ若かりし遠い昔、毎年、年2回、決算発表で東証の兜倶楽部と言うところに行くのですが、夜は幹事証券の方から高級料亭や割烹で接待を受けるのが慣習となっていたと言う今となっては幸せな時代がありました。

そんなある年の事、TOPシークレットの打ち合わせがあるようで、両社の重役様方と、我々、その他大勢が別行動となる事があったんです。
その際に、「立ち飲みなんですが、ちょっと面白い居酒屋があるんですけど、如何ですか?」とお誘い戴き、連れて行って戴いたのが、「かねます」と言う居酒屋(今で言う立ち飲み割烹)だったんです。
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何でも、その店と言うのが、京都の吉兆を破門された方が営んでいるお店で、立ち飲み居酒屋と謳っていますが供される料理は当然、吉兆のレベルで、もともとは築地で働いている職のプロ達をターゲットに立ち上げた店だと言う話も聞きました。
そして、その店をすっかり気に入ってしまった自分は、その後、プライベートでも何度か伺いましたが、今でも続いているとの事で、近々、是非、伺ってみたいです。
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立ち呑み 三ぶん
03-3524-8536
中央区銀座5-13-12 サンビル 1F
[月~金] 昼11:30~12:30(L.O.) 夜16:00~22:00(L.O.)
[土日・祝日] 12:00~20:00(L.O.)
無休
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by kansukenator1 | 2017-02-18 17:32 | 和食 | Comments(0)


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