謹賀新年2017!

新年明けましておめでとうございます。
本年も、どうぞ宜しくお願い致します。
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昨年は、日本においても海外においても、「まさか、こんな事が起こるのか?」と思うような出来事が頻発した1年でしたね。
国内においては、年明け早々から日経平均が6日連続で下落、1月には日銀がマイナス金利政策の導入を決定、6月には安倍政権が「再び延期する事はない」と明言していた消費増税の再延期を決定。
8月には天皇陛下が退位のご意向を表明、同じく8月に小池都知事が築地市場の豊洲移転の延期を決断、9月カープファンには失礼ですが広島カープ25年ぶりセ・リーグ制覇、そして年も押し迫ったところで東芝の経営危機問題が再浮上、あとSMAPの解散なんかもありました。

海外においても様々な「まさか」がありましたが、メガトン級なのは、6月の英国のEU離脱決定、11月の韓国パク大統領の弾劾訴追案可決、そして極めつけは、何と言っても、米大統領選でのトランプ氏の勝利でしょう。

そして、万が一、トランプ氏が大統領になるような事が起きたならば、世界は終わる!とか皆が口々に言っていたにも拘らず、蓋を開けてみれば、強いアメリカ復活への期待からアメリカ経済も勢い付いちゃうし、日本もトランプ氏の勝利のお陰で、ドル高円安が再加速して、大統領選の勝利から1か月で日経平均は1割も上昇しちゃいました。
これもまた「まさか」でした。
2009年に、ジョン・K・ガルブレイス著の「不確実性の時代」と言う本が大ヒットしましたが、正に何が起きるか全く予想が付かない時代になって来ました。

テロの脅威が更に増した事、移民問題等を含め各国が保護主義色を強め出し始めたのも、昨年あたりから顕著になって来た潮流である気がします。
テロの脅威は中東、欧米だけでなく、アジアにも及ぶようになり、海外出張や海外旅行も、特にヨーロッパは命懸けの行為になりそうな様相を呈して来た感がします。
日本だって、今の様な安全な時代が、いつまでも続く訳はないでしょうしね。

根底にあるのは、「不平等」、「格差」の拡大。
普段、生活している中では、なかなか感じ難い部分もありますが、かつて「1億総中流」と言われた日本においても、今、この「格差」の問題は、確実に進んでいるのですよね。
現に、今、奨学金の受給を受けている大学生の割合は50%を超えていると聞きます。
我々が学生だった当時では考えられない数字です。

このように全く予測が難しい時代になったところに、何をしでかすか分からないトランプ氏が米大統領に当選した事で、世界政治、世界経済は益々に不透明感が広がっています。
今年は一体どのような年になるのでしょうか?

専門家や経営者の大方の意見は、「世界経済も日本経済も緩やかな回復が継続する」としていながらも、2017年は英国のEU離脱交渉が始まり、フランス大統領選やドイツの総選挙を初めとする重要な政治日程が続き、その結果次第では波乱の1年になる可能性も否定出来ない(「従来以上に不確実性の高い1年になる」)と言った見方が多いようです。

しかし、日本経済の命運を最も大きく左右させるのは言う迄もなくトランプ新大統領の政策の行方でしょう。
期待先行の時期は終わり、現実的な政策遂行能力が問われるフェーズに入って来ました。
トランプ新大統領が、公約通り、「大幅減税」、「巨額なインフラ投資」、「規制緩和」の3点セットを推進し、米国経済が刺激されれば、日本経済にとっては追い風となりますが、トランプ新大統領が政策を変更したり、保護主義的な政策を取ったり、政策遂行能力に??が付いちゃったりしたら、一瞬にして円高ドル安に逆戻りする事を覚悟しておかなければなりませんね。
なかでも要注意なのは、トランプ氏が、米国内の輸出企業の収益悪化に配慮して、ドル高を牽制して来る可能性は十分あり得ますので・・・。

このように、世界中で、「まさか」と思う出来事が頻発し、この先、何がどうなるか予測が難しい時代となっていますが、日本が得意とする製造業(モノ作り)の分野において間違いなく進んで行くと言えるが、IoTでしょうね。
そして、その動きは、世界規模で想像を超えたスピードで進んでいます。

ドイツの「インダストリー4.0」を筆頭に、アメリカの「IIC(インダストリアル・インターネット・コンソーシアム」)、中国の「中国製造2025」、そして、日本のIVI(インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ)と・・・。
このIoT(全てのものがネットに繋がると解説がついて来ますが)が進むと従来のモノ作りと何がどう変わるのでしょうか?

従来のビジネスモデルを乱暴な言い方で表現しますと、「自社の持つ独自の技術、ノウハウを社内に蓄積し、秘密にする事で他社との差別化を図り、利益を稼ぎ出す」ビジネススタイル。
技術、ノウハウは自社及びグループ企業内でクローズドする仕組みです。

これに対して、今後のIoT時代のビジネスモデルは、各々の企業が持つ独自技術やノウハウを広くオープン化し、異業種企業を含め、様々な技術、ノウハウを持つ多くの企業が手を組み、「繋がる工場」を実現し、ビジネスのスピード化や生産性の向上を実現させる手法によって利益を稼ぎ出すビジネスモデルです。
そして、「繋がる工場」を実現出来ず、非効率となる企業は淘汰される時代となると言う事です。
正直まだピンと来ない部分がない訳ではありませんが、従来の価値観から頭を切り替える必要があるのだと思います。

それと、電通の新入社員の過労死事件で、社長が辞任に追い込まれましたが、良い悪いは別として、電通に限らず、過剰労働やサービス残業は、程度の差こそあれ、日本ではどこの企業でも当たり前の話としてスルーされて来た問題だと思います。
しかし、この電通事件をきっかけに、「働き方」に関する論議が高まり、日本企業における「働き方」の環境が大きくが変わる気がします。
どの企業も、この問題に対して覚悟を決め取り組まなければ済まされない時代になって来たと思います。

日本企業のROEの低さがたびたび取沙汰されていますが、資本効率だけでなく長時間労働で生産性が低い日本企業の「働き方」の変革が急務です。
労働人口が減っている現状、そして人々の生き方や価値観が多様化している現在、女性や高齢者が働きやすい就業環境作りが欠かせないと思います。

何が起こるか分からない不確実性に満ちた昨今、どんな変化にも対応出来るように情報収集を怠らない事、そして感性を磨いておかなければなりませんね。
新年早々、ちょっと調子に乗って、重い宣言をしてしまいました。汗
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by kansukenator1 | 2017-01-03 11:27 | その他 | Comments(0)


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