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あの千本鳥居が見たくて!伏見稲荷大社@京都伏見

魅力的な観光スポットが多過ぎて絞り込むのが一仕事と言う京都にあって、伏見稲荷は自分的には、羨望の対象からは少し遠いところにある神社でした。
どちらかと言うと、神社仏閣は、煌びやかなタイプより、渋いタイプの方が好みなもんで・・・。
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でも、以前、JR東海の「そうだ、京都、行こう」のCMで見た「千本鳥居」の幻想的な印象が頭の中に残っており、これだけは1度は見てみたいと思っていました。
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調べてみると、立地的には、京都駅からJRで15分程と遠くないので、平等院に行く前に、ちらっと寄ってみました。
JR稲荷駅を降りると、歩く間もなく、もう目の前が伏見稲荷でした。
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この大きな鳥居は第一鳥居かな?
鳥居をくぐり、中へ進むと、早い時間にも拘わらず、既に、大勢の観光客で賑わっていました。
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ここは、全国に3万社はあると言われる稲荷神社の総本山で、初詣の人出ランキングでは、常に全国で上位に名を連ねる常連(関西では1位)。
そして、外国人からも人気があるようで、とある雑誌の2014年の「外国人に人気の日本の観光スポット調査」では、堂々の1位を獲得しているそうです。
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これが第二鳥居で、その奥に見えるのが「楼門」。
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「楼門」は重要文化財との事です。
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稲荷神社なので、「楼門」の左右には狛犬ではなく、精悍な顔立ちの2対の狐様が鎮座しておりました。
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いい歳して恥ずかしい話ですが、稲荷神社って、どんな神様が祀られている神社なのかも知りませんでしたし、何故、狐なのか?も考えた事がありませんでした。
と言うか、狐が神様として祀られている神社なのかな?くらいに漠然と思っていました。
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そんな、ヲイラのような恥ずかしい人が、他にも居らっしゃるかも知れないので、正解をご紹介します。
「稲荷」と言うのは、「稲を荷う」という意味で、五穀や食物を司る「農耕の神様」で、「五穀豊穣」にご利益があるのだそうです。
農民にとっての「五穀豊穣」は、商人にとっての「商売繁盛」にあたるものと言う事から、いつしか、全国どこにでもあると言われる程の広がりを見せ、「犬の糞」とまで言われたそうです。
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そして、狐については、昔から神聖な動物と見做されており、諸説あるようですが、「昔、畑の食物を食い荒らすしや動物を食べてくれて豊作になった」と言う言い伝えがある事から、神の使いとされたと言う説があるようです。
ちなみに、稲荷神社は、当初は農業の神を祀る神社でしたが、現在では、産業全般の神として信仰されているそうです。
これは、外拝殿だったっけな?
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そして、これは内拝殿?
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この奥にあるのが本殿?
本殿は、応仁の乱で焼失した後、明応八年(1499年)に再建された物で、これも重要文化財だそうです。
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千本鳥居が見たいだけで寄ったので、他の場所は軽く流しちゃったので、よく覚えていませ~ん。汗
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そして、「出た~! 千本鳥居」、「いや~、本物だ~!」
朱色の無数の鳥居がトンネル状に並ぶ姿は、あのCMで見たアレです。
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入口は左右に分かれていますが、行き着く先は同じところ。
左側の道は曲がっており、右側の道はまっすぐ伸びています。
左側の道を歩きました。
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千本鳥居は、伏見稲荷大社にお参りに来た人が、願い事が叶ったお礼として鳥居を奉納する習慣が広まったものとの事。
そして、今も、鳥居を奉納する人が後を絶たず、スポーツ選手や芸能人等の有名人の名前も数多く見られるようです。
そして、その数は、今や千本どころではなく、5千本とも1万本とも言われているそうです。
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千本鳥居を暫く歩くと、奥社奉拝所が現れます。
ここが、千本鳥居の終点? 鳥居はまだまだ続いていますけどね・・・。
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奥社奉拝所は、一般的には「奥の院」と呼ばれ、背後にある稲荷山を遥拝するところ。
社殿にはキツネの顔をかたどった絵馬がたくさん奉納されています。
絵馬には予め眉毛だけが描かれていて、これに目や鼻、口をおもいおもい自由に描いて奉納するようです。
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社殿の右奥には石灯篭があり、「おもかる石」と言う神石が置かれています。
ここで、願い事をして、丸い石を持ち上げ、予想より軽かれば願いが叶い、重ければ叶わないと言われているそうです。
試してみると、残念ながら、予想より重く感じてしまいました。涙
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奥社奉拝所を過ぎても、鳥居はまだまだ続きます。
ここから先は、稲荷山の頂上へ向かう参詣路となっているようです。
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もう少し、歩いてみる事に・・・。
すると、鳥居が一瞬途切れたところに、「竹林の静宮・神寶神社」なる看板があり、ちょっと寄り道してみる事に・・・。
参道を右に外れ、山道を登っ行くと、うっそうとした竹林があり、その近くに「神寶神社」はありました。
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神寶神社の神寶とは十種神宝(とくさのかんだから)の事で、神社の由緒略記には、我が国最古至尊の神器十種神宝の御守を授け給いて・・・と書かれていました。
写真では分かりづらいですが、神殿の両側には狛犬ならぬ狛龍が置かれており、龍にゆかりのある寺院なのかも知れません。
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再び、参道に戻り、もう少し、先に進む事にしました。
伏見稲荷大社は、本殿のある稲荷山全体が神域として信仰の対象になっているらしいですが、稲荷山を一周するのはかなり大変そう。
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歩けど、歩けど、まだまだ、鳥居は続きます。
ここまで長いと、ちょっと、飽きてきます。笑
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暫くすると、「三つ辻」という別れ道があったので、そこを左に曲がり、裏参道経由で引き返す事に・・・。
これで、散策終了です。
次は、宇治の平等院を目指します。
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by kansukenator1 | 2014-10-13 23:17 | 散歩/旅行 | Comments(0)


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