生誕100年! 植田正治のつくりかた@東京ステーションギャラリー

東京駅構内にある東京ステーションギャラリーで公開中の「生誕100年!植田正治のつくりかた」を観て来ました。
植田正治(1913~2000年)は故郷の山陰を拠点に活動した世界的な写真家。
鳥取砂丘を舞台に家族や近所の子供達を平面的な構図に配した作品等、素朴で懐かしいのですが、どこかシュールさが漂う彼の写真が持つ独特な世界感が好きでした。     
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しかし、好きと言っても、ヲイラの植田正治についての知識は、その程度しかなく、今回、生誕100年を記念した彼の回顧展がある事を知り、絶好の機会とばかり、足を運んで来ました。
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今回の回顧展は、150点余りの彼の代表作を4つの時代別に並べ、更に、各々について、植田正治自身の言葉による解説が添えられており、時代ごとの彼の創作活動や作品に対する哲学、思いに触れる事が出来る配慮がなされていたところが、彼をの作品を体系的に理解する上で非常に良かったです。
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Ⅰ.1950年代~1970年・・・「童暦」、ディスカバー植田正治
Ⅱ.1931~1950年・・・演出の発明、出発からスタイルの確立まで
Ⅲ.1970年代~1980年代・・・「小さい伝記」、回帰と反復
Ⅳ.1990年代‐2000年・・・植田正治劇場、ボクのスタジオ
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カメラの中に残された亡くなる直前に撮った作品が3点展示されていた事や、カラー写真の作品も多数あった事も驚きでした。
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興味深かったのは、彼は自分自身を「アマチュア写真家」であると言い切っているところ。
勿論、謙遜に決まっていますが、「好きなものしか撮らない」とか、既存の常識にとらわれない自由な発想等、アマチュアの良さも併せ持ったプロの写真家だったのだと思います。
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東京ステーションギャラリーでの回顧展は1月5日で終わってしまいましたが、東京都写真美術館で、「植田正治ジャック・アンリ・ラルティーグ」の2人展が、1月26日までやっているので、興味のある方は、そちらを訪れては如何でしょうか・・・。
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ところで、東京ステーションギャラリーへは、2003年に「安藤忠雄建築展 再生-環境と建築」を観て以来、10年ぶりの訪問。
勿論、駅舎の復元工事前の事で、当時はギャラリーのエントランスは外だったので、今回も外側を探してしまいました。
リニューアル後のエントランスは、駅の構内にあるので利便性もアップ。
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2&3Fの展示フロアへはエレベータで昇りますが、鑑賞後は、八角形の回廊をつたって降りて行く事が出来、この回廊がとても素敵なんです。
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そして回廊の周りの壁は、竣工当時の煉瓦をそのまま使用しており、歴史を感じるスペースとなっていました。
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3Fの休憩所からは、駅前広場を、こんな角度からも眺める事が出来ます。
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なかなか、素敵な美術館だと思いませんか?
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by kansukenator1 | 2014-01-06 23:59 | MUSIC/アート | Comments(0)


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