伝統と革新の調和!5代目歌舞伎座 杮落とし公演始まる

昨日、4月2日、新歌舞伎座の杮落としの公演の幕が開かれました。
その前日の4月1日、所要で銀座に出掛けたついでに、野次馬気分で様子を見て来ましたが、観光客で溢れ返っていました。
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特に、「開場まで残り1日」と刻まれたカウンターボードの前は、記念撮影する人達の順番待ちで大混雑。
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2010年4月に閉場されてから約3年間の工事期間を終え、5代目として再スタートする新歌舞伎座。
歌舞伎ファンも、そうでない人も、東銀座のランドマークだった歌舞伎座の復活を喜び、街に華やぎが戻って来た感じがしました。
やっぱり、この場所から歌舞伎座の姿が消えて、フェンスに囲まれている景観は寂しいものがありましたからね・・・。
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これは、閉場直後の2010年5月3日に撮った写真です。
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「歌舞伎は未来へ続く」と言うメッセージが懐かしい。
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あれから、もう3年も経ったんですね。
あの当時、ヲイラは、新しい歌舞伎座は高層のオフィスビルを併設した複合施設になると聞いて、とんでもない事と思っていましたが、こうして完成した姿を見ると、全く違和感を感じないのが不思議でした。
と言うか、後ろに高層ビルを背負っている点は以前と違いますが、ちょっと見た感じでは、以前と殆ど変わっていないように見えます。
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逆に、4代目より5代目の方が、より今の銀座、そして、これから50年、100年後の銀座にマッチしているように思えました。

そして、歌舞伎座とは全く違う世界の話ですが、以前、どこかで、誰かが言った「我々は、伝統を守り、継承して行く為に、革新、変革に挑戦し続けているのです。」と言う言葉を思い出しました。
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重要無形文化財に指定され、また、ユネスコにも世界無形遺産として登録されている歌舞伎。
その歌舞伎の殿堂として、121年の伝統と歴史を育んできた歌舞伎座。
この間、歌舞伎座は、漏電(1921年)、関東大震災(1923年)、第2次大戦中の空襲(1945年)で3度も焼け、その度に改修を重ね、1951年に開場した4代目は老朽化の為3年前に閉鎖され、昨日、めでたく5代目の開場を迎えた訳です。
歴史を辿ると、やはり凄いですね。
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先程、見た目は、あまり変わっていないと書きましたが、最大の課題は、「伝統と革新の調和」だったそうです。
一見すると、4代目の意匠を踏襲しているような印象を与えつつ、実際は、環境に配慮したLED照明や雨で汚れが落ちる粉体塗装の外壁、等々、至るところに最新の技術革新が盛り込まれているそうです。

歌舞伎座が閉場していた3年の間に、人間国宝3人の他、市川團十郎さん、中村勘三郎さんを含めた大物役者が5人も亡くなられました。
これを指して、歌舞伎の危機を危惧する声も多く聞かれましたが、同時に30歳代、40歳代の若手実力派の台頭も見られ、伝統の歌舞伎も新しい歌舞伎座の誕生と言うハード面だけでなく、ソフト面でも未来に向けた新しい動きが起きているように見えます。
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賛否両論あった歌舞伎座の改修工事でしたが、これがニュースとしてメディアに大きく取り上げられる事によって、多くの人々の関心を呼び、これまで歌舞伎に興味のなかった若者を初めとする幅広いファンを獲得する動きになって行けば良いと思います。
日本が世界に誇る文化、歌舞伎を皆で盛り上げて行きたいですね。
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伝統を守る為には変革が必要な事はどの世界でも同じであり、変える勇気が必要な事も同じです。
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by kansukenator1 | 2013-04-03 17:21 | MUSIC/アート | Comments(0)


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